イーサリアムの価格が9月12日以来初めて315ドルを達成

安全性の高い取引が魅力

昨日から今日にかけて、イーサリアム(ETH)の価格が285ドル(約3万円)から315ドル(約3.5万円)に上昇し、9月12日以来初めて300ドルを上回った。

そもそも9月1日にイーサリアムの価格は400ドル(約4.5万円)直前まで迫っていたが、中国政府によるICO規制によってイーサリアムの価格は390ドル(約4.3万円)から198ドル(約2.2万円)にまで下落した。

というのも、世界中のICO案件はほとんどイーサリアムベースで行われていたため、ICOが禁止されてしまうとイーサリアムにとっては都合が悪かったのだ。結果、イーサリアムは最終的に約50%も下落してしまったという。

ICO規制からの回復

ICO規制はビットコインを含む仮想通貨市場に一時的な悪影響を及ぼしたが、現在のところほとんど回復している。むしろその直後に発表された中国の主要ビットコイン取引所の停止発表によって、イーサリアムを含むすべての仮想通貨市場に影響した。

実際仮想通貨市場における中国の取引所は、全体のわずか10%~13%程度しか占めていなかったので、仮想通貨市場の下落は一時的なものに収まった。

ちなみに中国の取引所で多く取引されていたのは、ビットコインキャッシュ(BCH)やライトコイン(LTC)といったある特定の仮想通貨のみで、ビットコインやイーサリアムのような主要通貨は、日本やアメリカ、韓国で盛んに取引されている。

イーサリアムが独占していたICO市場

実はブロックチェーンネットワークを利用するICO市場は280億ドル(約3.1兆円)もの価値があるという。

さらにイーサリアムは第3段階アップデート「Metropolis(メトロポリス)」へのアップデート発表によってコミュニティからの期待が急激に高まっている。

イーサリアム共同開発者のVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン氏)とマイクロペイメントソリューションの「Lightnig」共同編集者Joseph poon(ジョセフ・プーン氏)によって、イーサリアムのスケーリング解消の「Plasma(プラズマ)」が開発された。

さらに日本を含む数十億ドル規模の大手通信企業がイーサリアムベースのアプリケーションを実装し、それを商業化するというビジョンを持って「EEA(Enterprise Ethereum Alliance)」に加わったという。

これを踏まえてEthereum Foundationは、

「現在、テクノロジーに対する需要が急激に増加している段階にある。我々は増加する需要に対応し、分散アプリケーションに必要なインフラ整備を提供するブロックチェーンネットワークの拡大に努めるだけです。」

と主張している。ビットコインが大きく回復していきているように、イーサリアムも400ドル(約4.5万円)を超える日も近いかもしれない。

原典:「Ethereum Price Hits $315, For the First Time Since September 12

ここまでの内容と考察

仮想市場全体の回復とともに、400ドル付近まで上昇したイーサリアム。

10月半ばに実装すると発表があった「メトロポリス」によってユーザーやコミュニティからの注目が高まっており、もしかしたらこれを機に過去最高値を記録する可能性がありますね。

そもそも「メトロポリス」というのは、イーサリアムが予定している第3回目のアップデートのことで、トランザクションの高速化やZcashとの連携による匿名性の向上、スマートコントラクトの簡易化などが実装されると言います。

このメトロポリスが実装されれば、イーサリアムの利便性はよりアップすると思われるので、今後のイーサリアムには注意しておきたいですね!