イーサリアムの急騰で、仮想通貨市場が再回復傾向に!

イーサリアムのマイニングとは?

仮想通貨市場が急速に回復傾向へと向かっている。ビットコインやイーサリアムを始めとする主要な仮想通貨の価格が、本来の水準に戻ってきたのだ。

イーサリアムが見せた驚異的な回復

中でもイーサリアムは、たった1日で約15%の価格上昇があり、約1,100ドル(121,000円)から約1,235ドル(約135,850円)まで回復した。これはイーサリアム独自のネットワーク環境が市場に評価された結果であると考えられる。

イーサリアムが見せた驚異的な回復

イーサリアムのネットワーク環境では、1日で約100万件を超える取引を行う事が可能だ。過去には取引が最も集中した日で、約140万件もの取引を処理したという。これはビットコインが持つ同様のネットワーク環境が処理可能な件数の約7倍にも相当する。

イーサリアムのネットワーク環境が格段に成長している事実には、証拠がある。EtherDelta、0x、RadarRelay、CryptoCribsといったイーサリアムのネットワーク環境を持つアプリケーションが、ここ数ヶ月で凄まじい数のアクティブユーザーを獲得しているのだ。

その中でも特にCryptoCribsについて、大手仮想通貨取引所コインベースのCEOであるブライアン・アームストロング氏は今週、絶賛するコメントを残している。

彼曰く仮想通貨市場では、ICOを実施していない通貨・サービスは商業的に成功をおさめるのはなかなか難しいという。

そんな中でCryptoCribsはICOをせずに成功をおさめているとして、彼は褒めちぎったのだ。

「億万長者じゃなくて腕の良いイーサリアム開発者を僕は知らない。逆に、今は誰だって腕次第で億万長者になれる。まさにゴールドラッシュさ。」

彼が述べた事はまさにその通りで、腕の良いイーサリアム関係者たちは皆揃って億万長者だ。

一方で、こうした現状がICOへの投資需要を高め、結果として今では機関投資家などの限られた者だけがICOに投資可能となった。

加えて、イーサリアムのネットワーク環境が今後さらに拡大するのに伴い、イーサリアムは非中央集権ネットワークの拡大にますます貢献する事が見込まれている。

イーサリアムの価格や市場価値は自身が持つネットワーク環境が市場にフィットしているかどうかをもとに判断される。

つまり、今後イーサリアムのネットワーク環境が市場で上手く機能する事がわかれば、それに比例してイーサリアムの価格も上がっていく事が見込まれるというわけだ。

市場のトレンド

確かに仮想通貨市場は一時的に大きく回復した。しかし、ピーク時の全体時価総額である約8,200億ドル(約90兆2,000億円)の頃と比べると、まだ2,400億ドル(約26兆4,000億円)近くも低い。

今後、以前の水準まで価格を戻すには、やはりビットコインやイーサリアムをはじめとする主要な仮想通貨がパフォーマンスを最大限発揮する必要がある。

しかし、主要な通貨の中でもリップルやビットコインキャッシュなどは、最高値から約50%近くも急落している。

また、ビットコインとイーサリアムの急騰を除けば、ほとんどの主要な仮想通貨は下落傾向にある。

仮想通貨市場は以前と比較すれば、まだまだ本調子とは言えない。

しかし、仮想通貨の将来性や金融市場への適合を加味して、専門家は今後仮想通貨市場が更に成長をする事に期待を寄せている。

原典:「Cryptocurrency Market Continues Recovery as Ethereum Records 15% Gain

ここまでの内容と考察

大きく価格が戻ってきたイーサリアム。

年末から仮想通貨市場は全体的に下落傾向にあり、一時的に30~40%も下落したコインもありました。

もちろんイーサリアムも大きく下落していましたが、比較的下落率は少なく、なんとか踏みとどまっていました。

大きな上昇の背景には、イーサリアム独自のネットワーク環境がかなりのユーザー数を獲得し、高い評価を受け始めているといいます。将来性があり、安定しているイーサリアムは、日本国内だけでなく世界中から注目を浴びている仮想通貨だと言えますね。

また、今回日本中が注目しているコインチェックの事件ではイーサリアムは関わっていませんが、27日ごろに一時仮想通貨業界は下落しましたね。

これはコインチェック事件によって日本のユーザーが不安に思い、ビットコインやイーサリアムをはじめとする仮想通貨を売却したからだと考えられています。

一方でイーサリアムだけを見れば、かなりホットな仮想通貨だともいえるので、引き続きイーサリアムには注目ですね!