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仮想通貨市場の上昇に伴ってビットコインも4,000ドルへ
- 2017/9/27
- 仮想通貨の最新ニュース
今週火曜日、仮想通貨市場は盛り上がりを見せ、ほとんどの仮想通貨で価格が上昇した。
月曜日の価格上昇を受け、仮想通貨全体の市場規模が1,300億ドル(約14兆3,000億円)を超え1,315億ドル(約14兆4,650億円)をつけていたが、昨日のさらなる上昇を受け、現在は9月20日以来の最高値である1372億ドル(約15兆920億円)となっている。
個別の通貨を見ると、ビットコインは4,000ドル(約440,000円)近くまで急騰し、イーサリアムは300ドル(約33,000円)を超えるための一つの節目である290ドル(約31,900円)を超えている。
この2通貨の価格上昇により、仮想通貨全体の市場規模は50億ドル(約5,500億円)上昇している。
ビットコイン価格
ビットコインの価格は、4%の上昇。数日前に3,500ドル(約385,000円)近くまで落ち込んだのだが、そこから回復し、現在4,000ドル(約440,000円)の更新を目指している。
ここ24時間で、ビットコイン価格は3,762ドル(約413,820円)から3,934ドル(約432,740円)に上昇し、投資家心理に大きな影響を与える4,000ドル(約440,000円)という基準までは、66ドル(約7,260円)。ビットコインの現在の時価総額は653億ドル(約7兆1,830億円)である。
一部のアナリストは、ここ数日の値動きが、北朝鮮と米国の緊張の高まりによって仮想通貨に資金が流入し、仮想通貨市場全体の価格が上昇した先月の値動きに似ていると指摘する。
このようなアナリストの予測に加えて、中国の仮想通貨市場への規制を受けて、韓国や日本などのアジア市場の盛り上がりが、仮想通貨市場に対する好材料となることも考えられる。
既に、韓国国内でポジティブなニュースが発表された。数日前、韓国のメッセージングプラットフォームだあるカカオトークが、アップビット(Upbit)という仮想通貨取引所の開設を公表したのだ。110種類もの仮想通貨を取り扱うと報じられた。
イーサリアム価格は290ドル(約31,900円)超え
イーサリアムは、ビットコインほどの急騰は見せなかったが、じわじわと上昇を続け、昨日で1%の上昇。
これによって、イーサリアム価格は290ドル(約31,900円)を超えた。
イーサリアムの価格は、現在291ドル(約32,010円)で、一つの基準となる300ドル(約33,000円)まで9ドル(約990円)に迫っている。時価総額は276億ドル(約30,360円)となっている。
アルトコイン市場が上昇
アルトコイン市場は引き続きポジティブな値動きをしており、上位15位の仮想通貨に着目すると、すべてのアルトコインで価格が上昇している。
上位の仮想通貨を個別にいくと、
ビットコインキャッシュ価格は4%以上上昇し、価格は451ドル(約49,610円)、時価総額は75億ドル(約8,250億円)となった。
また、リップルにかかわるフィンテック企業がシンガポールに新しいオフィスを開設したというニュースの影響で、リップル価格は3%の上昇。
ライトコイン価格は、先週急落したものの、今週に入り7%上昇しており、52ドル(約5,720円)に回復している。
一方、Dashは1%の上昇を記録しているものの、時価総額チャートではライトコインを下回った。
7位のNEMは5%、IOTAは1%とそれぞれ上昇した。Monero価格も同様に3%の上昇を見せており、時価総額は14億ドル(約1,540億円)となっている。
ここ最近特に注目度が増し、急騰を見せているNEOは、イーサリアムクラシックを抜き、仮想通貨ランキング10位の座を奪っている。
原典:Bitcoin Price Eyes $4,000 as Combined Market Tops $135 Billion
ここまでの内容と考察
先週末から続く仮想通貨市場の回復が今週に入っても、続いています。
9月上旬から毎日のように出てきていた、ネガティブなニュースがここ数日はぱったりと止み、ポジティブなニュースが多く出るようになっています。
特に、韓国に100以上の仮想通貨を取り扱う取引所が新たにできるというニュースは、アルトコインを保持している投資家にとっては、その取引所で取り扱いが始まれば価格上昇が見込まれるため非常に大きなインパクトがあります。
110種類に及ぶ仮想通貨の中にどのような仮想通貨があるのかは、チェックが必要ですね。
仮想通貨市場全体がポジティブな値動きをしているものの、わずかな上昇にとどまっていることを考慮すると、9月の急落の影響からか慎重になっている投資家が多いように見受けれらます。
今後、9月の価格急落の影響が薄れ、ポジティブなニュースが続けば、価格上昇が加速する可能性もあります。
中国の規制に端を発したネガティブ材料は出尽くした感がある中で、投資家が慎重になっている今、買い時ではないかと考えてもよいのではないでしょうか。