仮想通貨取引所Coinbaseが1日に10万人の新規ユーザー獲得を発表

ビットコインの価格は、ここ1週間、最高値を更新し続けており、現在は85万円をこえている。

そんな中世界的に有名な仮想通貨取引所「Coinbase」が1日に10万人以上もの新規ユーザーを獲得したというニュースを発表。

アトランタ・デジタル通貨基金(Alistair Milne)のポートフォリオマネージャーが収集したデータによると、Coinbaseは11月1日にユーザーの急増を記録。また、今年に入り、ユーザー数が倍増しているという。

11月1日時点で、Coinbaseは1190万人のユーザーを持っている。

Coinbaseの1日のユーザー数の急増は、世界最大の先物取引所であるCMEグループが、今年中にビットコイン先物を上場する予定であると発表したことが要因となっている。

CMEグループの動きは、ビットコイン市場に流動性をもたらし、価格急騰を発生させる可能性がある。

一方で、Coinbaseが現在抱えている最大の問題は、カスタマーサポートである。ユーザーが急激に増加したことにより、ユーザーからの質問が急増。カスタマーサポートの人材が不足しているため、回答に時間がかかるとのこと。

この問題に対処するためにCoinbaseは9月から電話での質問を受け付けつけている。

しかし、Coinbaseの運営は必ずしも順調とは言えない。

Coinbaseが運営する取引所「Global Digital Asset Exchange(GDAX)」は、今年6月21日に発生したイーサリアムの「フラッシュクラッシュ」について、米国商品先物取引委員会(CFTC)に調査をされている。

フラッシュクラッシュとは、取引価格の瞬間的な暴落のことを言い、GDAXでは6月21日にイーサリアムの価格が317ドルから0.10ドルまで急落した。

GDAXでは、レバレッジをかけて取引可能な信用取引サービスを行っており、これが原因となったと考えられている。

イーサリアムの大きな売りが入ったことで、価格が急落。それに伴い連鎖的に買いポジションが強制ロスカットされることでフラッシュクラッシュが発生した可能性が高い。

これに関して、Coinbaseが調査を受けている。

また、11月15日~16日に予定されているSegWit2xハードフォークに関しては、Coinbaseは随時対応方針を発表していく模様。

原典:https://www.cryptocoinsnews.com/coinbase-adds-100000-new-users-day-following-bitcoins-price-rally/

ここまでの内容と考察

世界でも3本の指に入る仮想通貨取引所Coinbaseが1日で10万人のユーザーを獲得したことを発表しました。

日本の仮想通貨取引所であるビットフライヤーも多くのユーザーを持っていますが、約100万人。6月に60万人だったことから月々10万に増えている計算になります。

これを考えるとCoinbaseのユーザー数とそのニーズの高さがうかがえますね。

日本人が仮想通貨市場を引っ張っているということは確かですが、世界は広いと言わざるを得ません。

一方で、日本のビットフライヤーはアメリカ市場への参入を発表しており、今後英語ベースの取引所をオープンすることが計画されています。

今のところ日本の取引所で、今後Coinbaseに匹敵する企業になる可能性があるのはビットフライヤーしかないでしょう。