ブロックチェーンを使ったバーチャルゲーム「Prospectors」のICOが10日に開始

19世紀のゴールドラッシュによって貿易と経済の関係性が急激に拡大し始めました。

このような現象は「Prospectors」と呼ばれるブロックチェーンベースの代替現実ゲーム(バーチャルゲーム)にも当てはまり、このクラウドファンディングキャンペーンが8月10日から15日に予定されています。

このゲームの目標は仮想通貨を利用して経済戦略を持つマルチプレイヤーを作りだすことで、Prospectorsのユニークな点はプレイヤーがゲームに費やした時間がそのまま収益化につながる可能性があるという点です。

プレイヤーは多くのゴールドを獲得することを目指しており、作業者があるエリアで金を採掘すると採掘の難易度が上昇する仕組みになっています。時間の経過とともに採掘した金は完全に価値が下がりきるまで下落していきます。

採掘量を増やすためにはこのゲームの技術的な側面をより深くまで理解する必要があり、ゲーム内ではプレイヤーのアカウントを向上し、ワーカーを雇用するためにも金が必要になる。

それぞれのプレイヤーはそのプレイヤーの区画内での労働、もしくは金の洗い出し作業のためにも3人のワーカーたちを送ることが出来ます。またプレイヤーは追加でワーカーを雇うことができる「労働取引所」でワーカーにサービスを提供することもできます。

さらにプレイヤーは他のプレイヤーと財産の売却や交換、譲渡などをすることもできます。

Alternative Reality(代替現実)

代替現実世界の全てがProspectorsマップにも存在し、各プレイヤーは新しい区画に誰が登録したのか、どこに登録されているのか、そしてどんなことが起こっているのかについてブロックチェーンを通してみることが出来ます。

このゲームは最初の段階でiOSとAndroid用のゲームプラットフォームとモバイルアプリのWebクライアントが作成される仕組みになっています。この時点でサーバーはGO(プログラミング言語)で集中的にプログラミングされる。

そしてこのゲームで企画されている第2フェーズは、第三者(企業など)の技術に基づいた分散プラットフォームへのサーバー移行になっています。

クラウドファンディングキャンペーンセット

8月10日から15日まで、6,000万PGL(Prospectors内でのトークン)が貢献キャンペーンに割り当てられ、既に5,000万人が事前販売やプログラムに参加しています。

プラットフォームはイーサリアムのスマートコントラクトを利用し、合計2億2,000万のトークンを作成するという。それぞれのトークンはゲーム内の土地区画である「ロット」に流れてく予定で、このロット内に隠されることになります。

このゲーム内では「GOLD」が通貨であり、これはゲーム内でのみ稼ぐことが出来ます。

原典:「Blockchain-Based Gold Rush Virtual Reality Game Prospectors Sets ICO August 10-15

ここまでの考察とまとめ

VR(バーチャルリアリティ)の普及とともに広まっている代替現実ゲーム「SR(サブスティテューショナルリアリティ)」は、現実の世界とは異なる空間に存在しているかのような錯覚をおこすシステムからなっている。

これはプレイヤーの行動によってリアルタイムでイベントが変化し、展開が異なるように変化する。ゲームによって様々だが、謎解きやミッションを解きながら展開していくゲームもあり、実際の体験型ゲームとして注目を浴びている。

そんな代替現実ゲームにブロックチェーン技術を用いたゲームが出たという。その名も「Prospectors(プロスペクター)」といい、金を採掘していくゲームである。

このゲーム内に使用されるトークン(PGL)が金の採掘によって得ることができ、それを使ってゲームを進めていくことができるようだ。

このゲーム内で使用できるトークンのICOが8月10日から開始されるようで、イーサリアムのプラットフォームを基本とする。現段階では1億トークンの発行を予定しており、78,500イーサリアムの調達を目指しているという。

このような新たなゲーム業界にまで浸透しつつある仮想通貨は、もはやどの業界にも通用する技術を持っていると言える。つまりブロックチェーンが今後仮想通貨界隈だけでなく、世界をも変えてしまえる力を見っていると言っても過言ではない。

ICOと言えばやはりイーサリアムだが、ビットコインやリップルにもそれぞれ特徴があり、それぞれが得意な分野を持つ。

そう考えると、5年後、10年後の未来には必ず仮想通貨が存在し、むしろ法定通貨よりも流通しているかもしれない。