価格分析:ビットコインの価格は6,000ドルまで下落するだろう

ビットコインの価格は、14,000ドルから9,000ドルにまで急落した直後、再び11,000ドル台にまで回復した。


図1.1:ドル建てビットコインの価格チャート(日足)


図1.2:ドル建てビットコインの価格チャート(日足)

以前までは、10000ドル付近に位置する50%フィボナッチリトリースメントラインがサポートラインとなっていることが判明した。そしてビットコイン価格は、このサポートラインを下に突き抜けると、急落したのである。

ちなみにフィボナッチリトリースメントラインとは、上昇(もしくは下降)トレンドにおいて価格が反転する目安を示すラインとなります。そして50%などの数値は価格が反転するレベルを示しています。

またサポートラインは安値を結んだ線であり、価格を下から支えるものとなります。つまりそれ以上価格が下落することはないと保証する分析ツールというわけです。


図2:ドル建てビットコインの価格チャート(15分足)

さらにサポートラインを下に突き抜けた後、図2の通り、50%ラインまでの上昇を繰り返すレンジ相場(価格が上下動を繰り返す相場)が継続した。これにより最終的には、図1で示されているトレンドライン(Linear Trend)に価格がタッチしたのだ。


図3:ドル建てビットコインの価格チャート(60分足)

そしてここで注目すべきことは、今後弱気相場を引き起こす可能性のあるシグナルが存在することである。

先述の通り、サポートラインである50%ラインを下に突き破ったのちに発生したレンジ相場では、時間と共に取引量が減少した。この動きからすると、今後4,000ドルから5,000ドル価格が下落し、1BTCの価格は6,000ドルから7,000ドルまで下落相場が続く可能性もある。

このような下落トレンドが続くと、図1のように、サポートラインが50%ラインから61%ラインに変わるかもしれない。

ただここで大事なのは、たとえ下落相場のシグナルがあったとしてもビットコインは上昇する傾向があることだ。なので価格の動きに確証が持てるまで、待つことが必要となる。

そしてひとたび弱気相場が終わる確証が得られると、取引量は一気に増加し、価格スプレッドも広くなるであろう。

原典:「https://bitcoinmagazine.com/articles/bitcoin-price-analysis-potential-bearish-continuation-sets-lower-lows/」

ここまでの内容と考察

これまでの内容をまとめると、

1.ビットコインの価格は最近急落しており、9000ドル台が底値となっている

2.9000ドルの底値を下に突き抜けると、レンジ相場となり、取引量が減少している。これは弱気相場が今後も続く可能性を示すものである。

3.仮に弱気相場が続くとなると、61%リトリースメントラインがサポートラインになることが予想される。

ということになります。

ビットコインの価格が下落している中、今後さらに40%ほど下落していく可能性があるというのです。

ここ最近のビットコインの取引高の減少を考えると、十分に考えられますね。

今から新しく仮想通貨市場に参入する、あるいは買い増しするというのはテクニカル分析からは大きなリスクを伴います。

長期的にみるとビットコインを中心として価格は上昇していくと思いますが、2月と3月は少し様子見をした方が良いと思います。