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スイスの仮想通貨研究者が2018年のビットコインが暴落すると予想
- 2018/4/4
- 仮想通貨の最新ニュース
スイスのチューリッヒを拠点とする仮想通貨研究者は、ビットコインに関する相場予測報告書を作成したという。
その報告書には、現在1,240億ドル(約13兆円)にも上るビットコインの市場価値が2018年末までに770億ドル(約8.2兆円)以下までに暴落すると記載されていた。
この報告書を提出した研究者たちは「Metcalfeの法則」に基づいて予測を立てているという。
Metcalfeの法則というのは、1980年代に発明されたイーサネットの創設者Bob Metcalfe(ボブ・メットカルフェ)氏によって作られた法則だ。
またの名を「ネットワーク理論」ともいい、「ネットワークの価値はノード数の2乗に比例する」というもの。
スイスの研究者たちは、
「Metcalfeの法則がここにあるとすれば、ビットコインを評価することは容易である」
と述べ、予測はほとんど間違いないと主張している。
Metcalfeの法則に基づいた研究結果
この研究は起業家Spencer Wheatley(スペンサー・ウィートリー)教授が先導して行っており、ビットコインユーザーの数はビットコインの価格上昇をサポートしていないと発表。
さらにWheatley氏は、
「Metcalfeをベースにした分析では、直近のビットコインサポートレベルは22~44億ドルの範囲を推移している。しかしこれは、最近のサポートレベルの約1/4だ。」
と主張した。
彼らの調査結果が正しければ、2018年のビットコインの価格はそこまで上昇しないということになる。
一方で現在の仮想通貨市場にはビットコインとそのほかのアルトコインの間に密接な相関が見受けられる。
つまりビットコイン独自の研究結果以外にも価格に影響を及ぼすような要因が多く、アルトコインの動きによっても左右されるという。
ついにビットコインバブルが崩壊する?
彼らの研究では、ビットコインバブルには4回の波が存在するという。
4つのバブルのうち、3回は日本で起きたMtGOX(マウントゴッグス)事件などの要因によって崩壊。
しかしこうしたバブルの崩壊は将来性に繋がる崩壊の仕方で、MtGOXの一件は結果的に、のちの取引所のセキュリティを強化することにつながった。
一方で4回目に起こりうる崩壊は、ビットコインの価格が2万ドルに近づいた後に「自らの重量で崩壊するだろう」
と研究者たちは主張している。
さらに報告書にはこのような研究結果に加えて、崩壊につながるような重要な出来事も指摘されていたという。
・Bitcoin-fueled Savings&Trust Ponziスキーム
・金融機関によるビットコインの取引を禁止している中国の中央銀行
・韓国が2017年末にビットコイン交換を禁止するとの報告
こうした出来事は、市場の不安定さを誘発するとして崩壊の大きな要因になると述べている。
原典:「Swiss Researchers Forecast a Steep Fall for Bitcoin Price in 2018」
ここまでの内容と考察
仮想通貨の研究に特化しているスイスの研究者が驚くべき研究結果を発表しました。
2017年はバブルと言われ、ビットコインの価格も10倍以上上昇していました。
他にも10倍や100倍、中には1,000倍の上昇を記録したアルトコインもあった2017年が終わり、2018年は一気に下落傾向へ。
この相場を分析すると、2018年はさらなる下落へつながるとスイスの研究者たちは言います。
ビットコインが抱えている大きな問題-”スケーラビリティ問題”-を解決するために、今年の頭からライトニングネットワークが開通すると発表がありましたね。
しかし実際はまだ利用できません。それどころかライトニングネットワークでつながるはずだったLitecoinも今ではほとんど機能していない状態。
今後ビットコインをはじめ、仮想通貨業界はどうなっていくのでしょうか?
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