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フランス大手銀行の副社長「ビットコインは確実にバブル」
- 2017/11/7
- 仮想通貨の最新ニュース
現在、ビットコインの価格が7,500ドル近くまで上昇しており、前例のない高価格で取引されている。
1年間でビットコインが650%以上も価値を上げていることについて、フランスの大手銀行Societe Generaleの副社長カバネス氏が質問を受けた。
質問に対してカバネス氏は、
「仮想通貨市場がバブルにある」
と発言。Societe Generaleの経営陣はビットコインがバブルであると考えており、仮想通貨への投資には関心がないとのこと・
カバネス氏は加えて
「現在のビットコインは、明らかにバブルであるが、価格が上昇している背景がよくわからない。」
と述べている。
先週スイスの大手クレディスイスのCEO、ティッジェンティアム氏が「ビットコインは明確にバブルである」と主張したのと同様の意見を大手銀行を運営するカバネス氏ももっている。
ビットコインの継続的な価格上昇は、2017年末までにビットコイン先物を導入するCMEグループの計画に支えられている。
ビッグコイン先物契約をリストアップしようとする世界最大の取引所運営者のCMEグループは、ウォールストリートの投機筋がビットコインを魅力的な投機対象とすることが可能な体制を整備する。
一方で、世界中の小売業者や投資家の間でビットコインがちゅうもくされているにもかかわらず反対意見もある。
JPモルガンの最高経営責任者ジェイミー・ディモン氏は、ビットコインを「不正行為」として批判し、仮想通貨を売買している従業員を解雇すると脅した。
一方、Societe Generaleの副CEOカバネス氏は「銀行業としてではなく、ブロックチェーン技術に非常に興味を持っている」と表明。
最後にカバネス氏氏はこう締めくくっている。
「私たちはビットコインに投資することに興味はありませんが、ブロックチェーン技術に投資したいと思っている。」
原典:「https://www.cryptocoinsnews.com/ビットコイン-clearly-bubble-societe-generale-deputy-ceo/」
ここまでの内容と考察
JPモルガンと同様に、仮想通貨に既存事業を破壊される可能性のある銀行業を行っているSociete Generaleは、ビットコインに対して否定的ですね。
仮想通貨をつかえば現在銀行が担っている送金、決済などの事業は完全に必要なくなってしまうと言われており、脅威と言える存在でしょう。
ただ、ブロックチェーン技術を利用すれば既存の銀行業務の効率化をはかることができるため、ブロックチェーンシステムの開発については前向きです。
ビットコインを中心とした仮想通貨は、リップルやイーサリアムのように現行の金融システムとうまく調和していくのか、ビットコインのように対立して行くのか。
長期的にみると、非常に重要な事柄ですので、今後も銀行業を行っている企業経営者の発言には注目です。