ビットコインの価格がわずか3日間で530ドル上昇し、4,780ドルを突破

中国政府が、「ライセンスを取得すれば、ビットコイン取引所の営業を許可する」と発表してからたった3日間で4,900ドル（約55万円）にまで上昇し、その後4,780ドル（約53万円）で落ち着いている。

発表があった10月8日以降、ビットコインの価格は4,450ドル（約50万円）から4,780ドル（約53万円）に上昇し、多くのトレーダーがビットコインに流れた。

今後の変動と要因

今回ビットコインの価格は3日間で530ドル（約6万円）上昇し、4,900ドル（約55万円）を達成したが、一般的に10％前後の上昇の後は短期的な乱高下を繰り返しながら一定の価格に落ち着く。

ただ今回のビットコインの上昇には、中国の取引所の発表と11月に予定されているSegwit2xのハードフォークが背景にあるため、このまま5,000ドル（約56万円）を突破する可能性が高いという。

ビットコインの市場分析家であるTuur Demeester（ツール・デメスター）氏もこのSegwit2xのハードフォークによって上昇していると主張しており、

「11月のハードフォークでユーザーやコミュニティ、そして企業が対立し、元のブロックチェーンでハードフォークが実行されれば短期間でさらに上昇するだろう。」

と述べている。さらにもしSegwit2xのコイン「B2X」を獲得するためには、ハードフォーク前にビットコインを購入しておく必要があり、CoinbaseやBitfinexといった主要取引所はB2Xをサポートするという。

ビットコイン開発者であるJimmy Song（ジミー・ソング）氏は、

「ハードフォーク後は既存のメインチェーンのままの可能性が高い。そのため、開発者も現存するすべてのウォレットや取引所はアップグレードの必要もないと考えている。

それはつまり、Segwit2xで懸念されていたリプレイプロテクションシステムの強化も必要ないといえる。」

と述べている。

短期的にみれば11月に予定されているSegwit2xのハードフォークは、投資家やコミュニティは様々な理由でビットコインをさらに購入することになるので、ビットコインをさらに上昇させることになるだろう。

ここまでの内容と考察

11月のSegWit2xハードフォークで生成されるB2Xビットコインや、10月25日に行われるという噂が出回っているハードフォークで生成されるビットコインゴールド目当てに、アルトコインからビットコインに資金を移す人が増えています。

これは、8月でビットコインキャッシュを手に入れることができたことを考えると当然の流れです。

もし、ビットコインゴールドのハードフォークが発生するとしたら、さらなるビットコイン上昇が起こるような気がします。

というのも、実質ほぼ無価値のビットコインゴールドをビットコインに変えるという需要と、11月に控えるSegWit2xハードフォークに向けて、資産をビットコインに移すという需要の2つが合わさります。

このまま噂通り事が進めばですが、SegWit2xまではビットコイン価格が上昇し続け、ビットコインの最高値更新の可能性も非常に高いのではないでしょうか。