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市場回復?BTCやETHをはじめ、XRPやBCHなど仮想通貨の推移
- 2018/4/30
- 仮想通貨の最新ニュース
2017年年末から大きく下落してた仮想通貨市場。そんな市場は徐々に回復しており、中には「下落の時期はもう抜けた」と話す専門家もいるという。
中でも仮想通貨を扱っているヘッジファンド「Pantera Capital(パンテラ・キャピタル)」のCEOであるDan Morehead(ダン・モヘッド)氏は、
「約10年後に仮想通貨の時価総額が40兆ドル(約4,300兆円)に到達するだろう」
と述べており、仮想通貨市場にポジティブな意見を持っている。
そんなMorehead氏は数ある仮想通貨の中でも特にビットコインに対して強気な予想をしており、これに対して賛同する著名人や専門家も多い。
イギリスのPfeffer CapitalのCEO、John Pfeffer(ジョン・ぺファー)氏も同様の意見を発表しており、
「ビットコインは金と価値を置き換えることができ、且つ世界の新たな基準通貨になる。もしこうなればビットコインの価格は70万ドル(約7,600万円)に到達するだろう」
と述べているという。
一方でビットコインは詐欺だという声もいまだに多く、年末から続く仮想通貨の下落がさらに拍車をかける形となった。
年末から続いていた仮想通貨市場の下落は取引量にも大きな影響を及ぼしており、2017年12月には170億ドル(約1.8兆円)だった取引量が、4月上半期では74億ドル(約8,000億円)であったという。
しかし2週間前頃から市場が回復の兆しを見せており、ビットコインに引っ張られるような形でアルトコインも回復傾向になった。
BTC/USDの推移
ビットコインは下落のトレンドラインを下回った後に、買いでサポートラインが入った。それによって1万ドル(約109万円)前後でレンジ相場が続くと予想されており、ここ1週間あたりは一時様子見だろう。
一方で下落した場合でも6800ドル(約74万円)以下にはならないと見られており、やはり1万ドル(約109万円)~8,000ドル(約87万円)の間でレンジになると予測される。
ETH/USDの推移
時価総額2位の「Ethereum(イーサリアム)」は、745ドル(約8万円)当たりでレジスタンスラインの突破を試みている。
もしこのレジスタンスを突破することになれば、おそらく900ドル(約9.8万円)にまで急上昇する可能性があると見られている。
レジスタンスを突破せずにレンジが続けばこのまま600ドル(約6.5万円)~745ドル(約8万円)を推移し、最悪の場合500ドル(約5.4万円)レベルにまで下落することも考えられる。
BCH/USDの推移
時価総額4位の「BitcoinCash(ビットコインキャッシュ)」は、1,200ドル(約13万円)付近で多くの買い注文が入っている。
しかし現在1600ドル(約17万円)のラインを超えようとしており、万が一このラインを突破することになれば1800ドル(約19万円)~2000ドル(約21万円)まで上昇すると予測できる。
一方でもし1600ドル(約17万円)を超えることが出来なくてもそこから大きく下落することはなく、1600ドル台でのレンジ相場が続くだろう。
XRP/USDの推移
時価総額3位の「Ripple(リップル)」は一時トレンドラインを下回り、下落傾向にあったが再びトレンドラインの突破を試み、0.93777ドル(約102円)にまで上昇していた。
この突破が成功すれば再び1.08ドル(117約円)レベルまでの上昇が見込めるが、突破できない場合はもうしばらく停滞が続くとされている。
XLM/USDの推移
時価総額8位の「Stellar(ステラ)」は4月25日にレンジを抜けて下落してしまったが、そのあと一時的に大きな買いが入り、再び0.4ドル(約43円)のラインを超えていた。
XLM/USDのチャートでは丸いボトムターンを形成しており、これは0.48ドル(約52円)以上への回復が見込める。
予測としては最大0.78ドル(約85円)まで上昇すると予測できるが、一方で0.63ドル(約68円)までしか回復しない場合もある。
いずれも上昇傾向ではあるので期待できるだろう。
LTC/USDの推移
時価総額7位の「Litecoin(ライトコイン)」はLitepayなどの実装により一時期待されていたが、下落傾向である。
しかししっかり買い注文によってカバーされており、これによってサポートラインを反発することができれば180ドル(約1.9万円)にまで上昇する可能性もある。
一方でこのままライトコインの価格が下がり続ければ120ドル(約1.3万円)レベルにまで下落するとも予測されており、いまだに油断は禁物だろう。
ADA/BTCの推移
時価総額6位の「CardanoADA(カルダノ・エイダ)」は0.00003445ドル(約0.0037円)のラインを突破しようとしており、突破できれば0.000045ドル(約0.0049円)にまで上昇すると予測されていた。
しかしこのライン突破が失敗に終わった場合、価格は0.000029ドル(約0.0031円)~0.00003445ドル(約0.0037円)のラインの推移が続くとされている。
IOTA/USDの推移
時価総額9位のIOTA(アイオータ)は、4月6日に0.915ドル(約99円)から2倍以上に上昇し、一気に時価総額上位にまで食い込んだ。
長期的な下降トレンドを経て、今では0.9150ドル(約99円)〜 2.2117ドル(約241円)という広い範囲で売買されている。
しかし最近ではこの動きに変化があり、このレンジ幅を突破しようとする動きがある。
もし突破に成功すれば新たに上昇トレンドが発生する可能性もあるが、仮想通貨市場の影響によって突破できない可能性もあると予測される。
EOS/USDの推移
時価総額5位にまで食い込んできた「EOS(イオス)」は、大きな価格上昇を記録している。
2018年1月13日に記録した最高高値の18.67ドル(約2,035円)に近い、16ドル(約1,700円)にまで上昇し、新たな可能性を予感させている。
しかし18ドル(約1,900円)付近で再び強い反発があるとされており、そのラインを突破すれば過去最高値を更新する可能性が大きい。
※上記はすべて2018年4月28日の価格を元に分析されています。
ここまでの内容と考察
ここ最近のビットコイン、アルトコインの相場についてのまとめでした。
少し前から回復が始まった仮想通貨市場ですが、特にカルダノやEOSの上昇が顕著に表れていますね。
カルダノは独自のコンセンサスアルゴリズムである「delegated proof of stake」の導入が完了し、それにまつわるアップデートで価格が上昇しているとされているようです。
EOSはこの後にプラットフォームの展開が予測されており、このまま上昇する可能性も大きいとのこと。
2017年年末から大きく下落した仮想通貨市場ですが、このまま回復してくれるのを願うばかりですね。各国では仮想通貨やICOに関する規制も次々と発表されてきています。
特に日本では2020年の東京オリンピックあたりが一つの節目になるでしょう。
各仮想通貨の今後の動きに期待です!