Bloombergアナリスト「ビットコインETFが現実味を帯びてきた」

最近放送された「Bloomberg Tech(ブルームバーグ・テクノロジー)」の中で、分析家であるEric Balchunas(エリック・バルチュナス氏)によると、

「最近の政治的な動きや出来事を考慮すると、ビットコインETF(上場取引投資信託)が流行る可能性が高まってきている。」

とのことである。そもそも今年の初めに、証券取引委員会(SEC)は投資家であるウィンクルボスの双子から提案されたビットコインETFの案を拒否している。

しかしバルチュナス氏はビットコインETFがより現実味になった最近のある出来事を指摘している。

なぜETFが現実味を帯びてきたのか

バルチュナス氏は、CBOE(シカゴ・オプション取引所)がビットコイン先物のリストを作成し、先物市場を作成しようとしていると述べた。

現に8月下旬に、ニュースメディア媒体のCNBCは米国商品先物取引委員会(CFTC)の見直しを予定していると報告しており、

それに伴いCBOEは今年第4四半期、または2018年初頭に現金決済のビットコイン先物を提供する予定だという。

また「これは市場にもっと流動性をもたらす大きな要因になるだろう。」

と述べており、ビットコインのオプションも今後出てくると予想している。さらにバルチュナス氏は

「トランプ政権もSECに影響している」

とも述べています。

プライムタイムの準備

他にもバルチュナス氏は、

「ETFを認証し、E-トレードアカウントを持っていれば基本的に誰でも購入することができるので準備は既にできている。わざわざ外出して、交換局のビットコイン口座にサインアップするよりも遥かに簡単です。」

とも述べています。

「これは新しい投資商品としてビットコインにとっても良いことだ。

ウィンクルボスの双子が提案したビットコインETFはGLDETF(金のETF)をモデルにしており、実際GLD店舗のようにビットコインを保管しておけば投資家もアクセスしやすくなる。」

商品先物取引委員会(CFTC)がクリアリングハウスを認可

CFTCは7月に、LedgerXやLLCの商品取引法に基づくデジタル通貨デリバティブ清算機関として登録を認めている。

LedgerXは完全担保型のデジタル通貨スワップの清算サービスを提供する権限があった。

しかし2017年7月にスワップ実行ファシリティ(SEF)としても承認され、機関市場向けのデジタル通貨に基づくオプションの清算サービス、およびトレーディング施設を提供することが連邦政府により規制された最初のSEFになった。

原典:「Bitcoin ETF Now More Likelier than Ever, Says Bloomberg Analyst

ここまでの内容と考察

2009年に発行が開始されたビットコインは、今や投資商品としても注目されており、ビットコインが持つボラティリティ(価格の変動性)を利用して大きく儲けようとしているのです。

ビットコイン投資で最も主流なのは、安い時に購入して高くなったら売るという基本的な投資方法ですが、最近ではFXもあります。

BTC/USDといった通貨ペアを利用したFXで、取引所によっては25倍のレバレッジや追証なしシステムもあるそうです。

今回のニュースではビットコインETFやビットコインオプションが新たに利用可能となるそう。結局ビットコインは仮想通貨の王様で、こういった要因によってまた投資家からの注目が集まりますね。

結局どんどんビットコインが投資商品としても発展をしていく流れになってきていると思います。イーサリアムやリップルといったアルトコインでのFXやETFなんて、聞いたことありませんし。(今後出てくる可能性もありますが)

実用性や普及率からみてもやはりビットコインでしょう…。