イーサリアムとビットコイン価格は一時的に下落、今後はSegWit2xに向けて上昇か?

ビットコインの価格は、ビットコインゴールドハードフォークへの期待感から、5,800ドルまで上昇したが現在はそこから下落している。ここ24時間の変化を見るとビットコインの価格は5,767ドルから5,680ドルに下がっている。

イーサリアムの価格も、ビザンチウムハードフォークによって価格上昇が期待されたものの、ハードフォーク後に下落。

加えて、仮想通貨市場全体の価格下落圧力によって、300ドルラインを行ったり来たりしている状況である。

回復の要因:ビットコイン

ビットコインゴールドのハードフォークがビットコインの価格動向に影響を及ぼしたことは明らかである。

有名なビットコイン開発者のジミーソン氏を含む専門家は、

「ビットコインゴールドハードフォークの前に、比較的多くのユーザーがビットコインから別の仮想通貨に資金を移した」

と指摘。

多くの投資家が、ビットコインゴールドがリプレイアタックに対して保護されていないため、ハードフォークを避けようとしていた。ハードフォーク後も、ビットコインゴールド開発チームはリプレイアタックに対する対策を実装していない。

その結果、TrezorやBlockchainのようなビットコインウォレットは、ビットコインゴールドの取り扱いをすることができていない。

また、ビットコインゴールドのハッシュ・パワーが低く、仮想通貨として普及することは非常に難しいと言わざるを得ない。

このような理由からビットコイン価格は下落に転じた可能性が高い。

人気のある暗号化のブロガーであるBitfinexedなどのアナリストは次のように述べている。

11月に入り、ビットコインゴールドハードフォークの混乱から回復すると、11月16日に予定されているSegWit2xハードフォークが待ち受けている。ビットコインの価格は、SegWit2xに向けて上昇していく可能性が高い。

ツール・デメスター氏は

「ビットコイン投資家が、SegWit2xハードフォークを避けるために、アルトコインに移行する可能性があるため、ビットコインゴールドと同様の傾向が11月中旬に予想される」

と述べている。

イーサリアム価格は300ドルを下回る

9月初旬、中国政府によるICO禁止と仮想通貨取引所閉鎖によってイーサリアムの価格は急落。

上記の2つの価格表で示されているように、イーサリアムの価格動向は、しばしばビットコインと相関しています。

従って、今後ビットコインの価格が価格下落すれば、イーサリアムの価格も同様に下落する可能性が高い。

しかし、イーサリアムの企業による採用はイーサリアムの中長期的な価格動向の重要な指標となる。

例えば、Coinbaseの次に人気のあるビットコインウォレットである「Blockchain」は、イーサリアムをモバイルウォレットに統合することを発表するなど着実にイーサリアムは普及している。

また、日本においても仮想通貨取引所「BITPoint」を運営する株式会社リミックスポイントがイーサリアム決済を日本で普及(http://xn--zck9awe6dx83p2uw267du0f.com/ethereum-settlement-start/)させることを発表。数年以内に5万店舗に導入するという目標を公表している。

原典:「Ethereum and Bitcoin Price Decline Again; Major Factors For Mid-Term Recovery