BINANCEがイーサリアムの「Trust Wallet」を買収へ

アメリカのIT系ニュース配信サイト「TechCrunch」によると、先月マルタに拠点を移したBINANCE（バイナンス）が、イーサリアムウォレットの「Trust Wallet」を買収したという。

Trust Walletは、Googleストア経由でAndroidから約5万以上のダウンロード数を誇り、4.6という高い評価を得ているウォレットアプリ。

BINANCEのCEOであるChangpeng Zhao（シャンペン・ツァオ）氏は、

「Trust Walletのチームは我々と同じ志を持っており、その製品は素晴らしいものである。

特にTrust Walletは、自分の資産（現金を含む）をウォレットに移したいユーザーにとって非常に使い勝手の良いものだろう」

と述べているという。

ちなみにTrust Walletは引き続き独立して運営していく方針のようで、買収したとしてもBINANCE側はあくまでマーケティングのサポートをしていくという。

最終的にはウォレット界における「ゴッドファーザー」のような存在にするという目標を掲げており、そのためにも今後ビットコインやEOS、NEOといった幅広い仮想通貨への対応が必要になってくる。

Trust Wallet買収のきっかけは、BINANCEが独自の公開ブロックチェーンを備えた「分散型取引所（DEX）」の開発に力を入れていることのよう。

Zhao氏によると、DEXプラットフォームの公開予定はまだ決まっていないが、Trust WalletはDEXのデフォルトウォレットになるそうだ。

ここまでの内容と考察

「OKEx」に次いで世界で二番目に取引量の多い仮想通貨取引所「BINANCE」。

最近では分散型取引所（DEX）の開発でも注目されるBINANCEが、イーサリアムのウォレットを提供しているTrust Walletを買収しました。

仮想通貨取引所がウォレット会社を買収するのは世界発の試みで、自社プラットフォームにおけるデフォルトウォレットにしていきたいそうです。

そんなBINANCEは、最近話題になっているセキュリティトークンの1つである「POLYMATH（ポリマス）」を上場させましたね。

噂に事欠かないBINANCEですが、今後の動きに期待ですね！

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