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元ドジャースの選手がアスリート用の仮想通貨ヘッジファンド設立へ!
- 2018/4/10
- 仮想通貨の最新ニュース
ロサンゼルスドジャースのマイナーリーグを22歳という若さで引退したTyler Adkison(タイラー・アドキンソン)元選手が、アスリート専用の仮想通貨ヘッジファンド「Block Terra Capital LLC」を設立した。
Ring day! @ogdenraptors @Dodgers pic.twitter.com/nzY5KvOFFM
— Ty Adkison (@tyblockterra) 2018年3月10日
野球選手が野球をやめて仮想通貨のビジネスに手を出すのは少し奇妙に思えるかもしれない。確かにTylerが会社を設立する時も周りの人からは懐疑的な声が多かった。
しかし、Tyler氏はもともと最新のテクノロジーに興味があり、ビットコインなどの仮想通貨にも魅力を感じていたという。
「私はサンディエゴ州でビジネスを学び、いつも投資のことに目を向けていた。そしてこの仮想通貨は、技術進歩の頂点のように感じている。」
Block Terra Capital LLCには、口コミなどのおかげでプロ野球選手やサッカー選手の投資家約30人のクライアントがすでにいて、一番最初のクライアントは、ボストンレッドソックスで活躍する Joe Kelly(ジョー・ケリー)投手だった。
#SpringTraining2k18 pic.twitter.com/j0RYdQkFff
— Ty Adkison (@tyblockterra) 2018年3月3日
ちなみに仮想通貨の新興企業の多くは、Tyler氏のようなミレニアム世代の経営者だ。
例えば、イーサリアムの共同設立者であるVitalek Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏は、24歳で純資産が4億ドルを越えるといわれている。
コロンビア大学の副教授であるChris Castiglione(クリス・カスティリオーネ)氏によると、ミレニアム世代のような若い世代が、仮想通貨のような比較的不安定な業界には適していると話す。
「ミレニアム世代にとっては、リスクも伴うが大きく成長する可能性もある仮想通貨市場は、魅力的なのだろう。一方で40歳以上の人は、自分のキャリアも安定し、家族と一緒に落ち着いて暮らすことを求めるため、変化のスピードが激しい分野に入る傾向が薄い。」
「これは、過去20年間でどのスタートアップの創業者にも当てはまるものとなっている。」
また元投資銀行の実業家Dave Chapman(デイブ・チャップマン)氏は、仮想通貨の波は逆らうことのできないものだと言う。
Chapman氏は
「ほとんどのビットコインの投資家は日々の価格変動に執着しているが、それは私にとっては最も興味のないことです。仮想通貨が持っている可能性にとても興奮を覚えるのです。」と語る。Tyler氏も
「仮想通貨というのは、ミレニアム世代によって導かれる未来の大きな波である」
と言う。Tyler氏のような若い世代が今後も仮想通貨市場をどのように席巻していくのか注目です。
原典:「LA Dodgers Minor Leaguer Retires At 22 to Launch Cryptocurrency Hedge Fund for Athletes」
これまでの内容と考察
仮想通貨市場は、日本では去年話題になったばかりであるように、新興マーケットであることは間違いありません。これからも当然さまざまな動きや変化が出てくるでしょう。
その中で、今回のタイラー氏のように、野球選手をやっていた異色の経歴を持っている人であっても、ビジネスとして取り組むことができるところに仮想通貨市場がいかに成長途中であるかが表れているのではないでしょうか。
若い世代を中心にこれからの世界を形作っていく、その最前線の一つが仮想通貨市場なのです。
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