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中国の大手企業「Alibaba」がドバイの「アリババコイン」を商標権侵害で提訴
- 2018/4/5
- 仮想通貨の最新ニュース
2日、中国の大手電子商取引企業「アリババ・グループ・ホールディング(BABA.N)」がドバイを拠点にしている「アリババコイン」の運営元アリババコイン財団を商標権侵害で提訴した。
マンハッタン連邦地方裁判所によると、アリババコインはアリババ社の名前を利用してICOを行ったが、結果的にそれは「顕著で、反復的で、意図的に誤解を招く行為」とのこと。
またアリババ社もアリババコインとの関連性は全くないと主張し、
「仮想通貨業界への参入は考えていない」
と述べた。アリババ財団が発行する仮想通貨は電子商取引プラットフォームを提供するもので、ショッピングや金融、流通などをすべてブロックチェーンで行うという。
アリババ社の影響力もあってかICOでは350万ドル(約3.7億円)の資金調達に成功している。
ちなみにアリババ社が仮想通貨関連の事件に巻きこまれたのは今回が初めてではないという。
2018年1月、アリババ社がP2Pプラットフォームを通してマイニング産業に参入するという噂も流れたが、同社はそれを全面否定。
アリババ社は当時も
「ビットコインのような仮想通貨を発行する気もないし、いかなるマイニングプラットフォームを持つ気もない」
と声明を発表していた。
原典:「Alibaba Sues Dubai ICO Over ‘Intentionally Misleading’ Use Of Its Brand」
ここまでの内容と考察
先日提訴されたアリババコイン。皮肉にもAlibaba社と同じ電子商取引(eコマース)を目的としたプラットフォーム構築を目的としています。
規制や詐欺案件が増えてきているICOは、今後ますます注意していく必要がありますね。
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