ライトコイン(Litecoin)の仕組みや特徴を大解説
- 2017/6/19
- 人気のおすすめ通貨
ビットコインと同じ仕組みを持つLitecoinとは?
今回はビットコインの派生通貨と呼ばれる「ライトコイン」についてまとめています。
現在時価総額26億ドル(約2,900億円相当)のライトコインは2017年に入って急激に成長した仮想通貨の1つです。もともとビットコインと同じ仕組みを持つライトコインは、ビットコインの欠点を改善した「派生版仮想通貨」として注目を浴びていました。
「ライトコインってビットコインと何が違うの?」
「どんな仮想通貨なのかな…?」
ビットコインの派生版だと聞くと、あなたはこのような疑問を抱くのではないでしょうか?そこで今回は、そもそもライトコインってどんな仮想通貨なの?という基本的な情報からビットコインとの違いや特徴について紹介していきます。
最後にはライトコインを扱っている取引所や購入方法についても紹介しているので、実際に買ってみたいという方は是非チェックしてみて下さいね。
目次
そもそもライトコイン(Litecoin)ってどんな仮想通貨なの?
ライトコインは元Googleのプログラマーである「チャーリー・リー氏」によって2011年に開発された仮想通貨です。開発者であるリー氏はビットコインの欠点を改善した仮想通貨としてライトコインを作成し、「ビットコインを金とするなら、ライトコインは銀のような存在だ。」と話しています。
気になるライトコインの仕組みとマイニングとは
ライトコインはビットコインの特徴である「ブロックチェーン」を基本的な仕組みとしています。
ブロックチェーンというのは「分散型台帳技術」ともいわれ、取引記録(ブロック)を複数に分散して管理するというシステムのことを言います。ブロックチェーンは取引記録をみんなで管理し合うので中央サーバーが不要で、さらに不正や改ざんに強いという特徴があります。
ブロックチェーンを基本的な仕組みとしているライトコインは非常に安全性が高い仮想通貨だと言えますね。そんなライトコインは取引所などで購入する以外にもマイニング(採掘)を行うことによって手に入れることが出来ます。
マイニング(採掘)とは?
マイニングというのは新しいブロックを形成する際に、取引データの整合性をとる作業のことを言います。簡単に言いますと、ブロックの中に組み込まれている数値を計算して、新しいブロックの形成に必要な数値を計算する(探す)作業になります。
具体的にはブロックの中に組み込まれている256桁のハッシュ値と16桁の0が並ぶナンスという数値をコンピューターで計算します。そして、0が16桁並んだナンスを1番最初に計算できた人が報酬としてライトコインが貰えるのです。
ライトコインが発行された当初はまだ取引量も多くなく、ブロックを形成する際に大した計算は必要ありませんでした。そのため個人でマイニング作業を行い、報酬で儲けているマイナー(採掘者)も少なくありませんでした。
しかし最近では流入数や取引量が増えたこともあって、マイニング作業を個人で行うのは難しくなってきています。マイニングを行うための専用機器やPCが必要で、膨大な量を計算するため電気代も多くかかってしまいます。
このことから、初めてマイニングを行う方が個人で作業を行っても最近はあまり稼げないと言えます。ちなみに、このナンスを計算して答えを探す行為が埋蔵金を掘り起こす採掘に似ていることから、「マイニング(採掘)」と呼ばれるようになっています。
Litecoinが持つ3つの特徴を徹底解説
次にライトコインが持つ特徴として、「決済スピードが速い」と「発行枚数が多い」、「マイニングの難易度が低い」の3つを見ていきましょう。
決算スピードが速い
同じ仕組みを持つビットコインの決済スピードは約10分かかると言われています。これはトランザクション(取引)の承認が得られるまでの時間を示しており、ビットコインが発行された当初より遅くなっています。
一方のライトコインの決済スピードはたったの2.5分という非常に短い時間で決算をすることができ、ビットコインの約4倍ものスピードになります。もともとビットコインの大きな課題であった決済スピードを改善することに成功したライトコインは利便性が高い仮想通貨だと言えますね。
ちなみに開発者であるリー氏も「決済に時間がかかるビットコインは高額な買い物に向いている。そして決済が早いライトコインは日常的な買い物に向いているだろう。」と述べています。
このようにライトコインの魅力を生かして、用途ごとに使い分けることをおすすめします。
発行枚数が多い
仮想通貨には発行上限が決められているものが多く、その発行枚数が上限に近づけば近づくほど希少性が高まり、価格が上昇していきます。例えばビットコインは2100万までと上限が決まっており、既に1600万枚は発行されていると発表されています。
残りの埋蔵コインはマイニングによって手に入れるしか方法はなく、この発行上限があるからこそマイニングの需要が保たれているのです。一方のライトコインは、8400万枚を発行上限としており、ビットコインの約4倍に相当しますね。
マイニングの難易度が低い
ライトコインが持つ3つ目の特徴は、マイニングの難易度がビットコインと比べて低いことです。ビットコインと比べてトランザクションが早く承認されるので、ライトコインのマイニングは一般的な性能のPCでも可能となっています。
とはいえ先ほども言ったように、初めての方がマイニングで報酬を得るのは難しいのでまずは取引所で購入することをおすすめします。
Litecoinの始め方や購入できる取引所を大公開
では実際にライトコインはどうやって購入するのでしょうか?ここでは、ライトコインが購入できる取引所や購入方法について見ていきましょう。
ライトコインは日本での扱いが少なく、購入できる国内取引所は「coincheck(コインチェック)」のみとなっています。海外では「POLONIEX」という世界最大の取引所で取り扱っています。
しかしPOLONIEXはすべて英語のため、購入するのであれば国内のcoincheckがおすすめです。唯一国内でライトコインを扱っているcoincheckでは、どのように購入するのでしょうか?
ライトコインの購入手順は簡単で、
・coincheckのマイページから「コインを買う」をクリック
・コイン一覧から「Litecoin」を選び、購入する数量(LTC)を指定して「購入する」をクリック