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イーサリアムを管理するおすすめウォレットと最新アプリ
- 2017/7/31
- アルトコインについて, イーサリアム
Ethereumの管理に必要なウォレットとは?
今回は時価総額第2位のイーサリアムを管理できるおすすめウォレットについてまとめています。
「イーサリアムを管理できるおすすめウォレットってどれ?」
イーサリアムの安全な保管場所をお探しの方はこのようなことをお思いなのではないでしょうか?近頃イーサリアムに関連したハッキングが多く、7月にはなんと4回もハッキングがされてしまいました。
そんな話を耳にすると、一層安全なイーサリアムウォレットが知りたくなるかと思います。
そこで今回はイーサリアムを安全に管理するならここ!というおすすめウォレットとして「My Ether Wallet」、「Jaxx」、「HB Blockchain Interface」の3種類紹介しています。この記事の最後にはウォレットの登録方法やイーサリアムの送信方法についても紹介しているので、気になる方は是非チェックしてみて下さいね。
ちなみに「そもそもウォレットって何?」というあなたは、こちらの仮想通貨のウォレットについてまとめた記事を参照してみて下さい。
ではまずは「My Ether Wallet」から見ていきましょう!
目次
最も人気があるイーサリアム公式ウォレット「My Ether Wallet」
まず初めに紹介していくのが、イーサリアムの公式ウォレットとして人気がある「My Ether Wallet」になります。
My Ether Walletは日本語にも対応しており、ネット上のウォレットとしてだけではなくペーパーウォレットとして管理もできる仕様になっております。そんなMy Ether Walletには、これから紹介する2つの特徴がありますので見ていきましょう。
・セキュリティが高く、ハッキングリスクが低い
・イーサリアム関連のICOトークンも入れられる
My Ether Walletはセキュリティが非常に強く、インターネットを介さずに管理できる「ペーパーウォレット」として管理することもできます。アカウント作成時に自分のウォレットを呼び出すために必要な「Keystore/JSONファイル」のダウンロードができるので、自己管理さえしっかりしていればハッキングの危険性がほとんどありません。
またMy Ether Walletでは、イーサリアム関連のICOトークンも管理することが出来ます。ICO(Initial Coin Offering)というのは、新たな仮想通貨発行のための資金調達手段のことをいい、会社が発行する「株式」のようなものです。
中には時価総額上位にいるオーガー(Augur)なども元々はイーサリアムを使ったICOのトークンですので、My Ether Walletではオーガーも管理できます。
信頼性の高いイーサリアム対応ウォレット「Jaxx」
次に見ていくイーサリアムウォレットは「Jaxx」というウォレットになります。
Jaxxはイーサリアムだけではなく、ビットコインやイーサリアムクラシック、ライトコインやダッシュといった9種類もの仮想通貨を管理することができるウォレットです。さらにJaxxは今後、50種類以上の通貨やトークンを取り扱うことを発表しています。
そんなJaxxは管理できる仮想通貨の種類が多いだけではなく、これから紹介する2つの特徴もありますので見ていきましょう。
・ペーパーウォレットの作成可能
・Jaxx内から「SHAPSHIFT」にアクセス可能
JaxxもMy Ether Walletのようにペーパーウォレットを作成することができ、ハッキングリスクを抑えてイーサリアムを管理することが可能です。さらにJaxxはスマホ対応のアプリも配信しているので、いつでもどこでも自分のイーサリアムを管理することが出来ますね。
もう1つの特徴として、Jaxxは「SHAPESHIFT」という取引所と連携をとっています。つまり、管理しているイーサリアムを使って他の仮想通貨の売買もできるのです。他のアルトコインを売買するために一旦取引所に送信する必要もないので、スムーズに取引できると言えますね。
ちなみにJaxxは日本語に対応しておりませんが難しい英語はなく、そこまで気にすることではないかと思います。またシンプルで使いやすいと評判が多いので、イーサリアムを管理できるウォレットを探している方は是非試してみてはいかがでしょうか?
遂にアプリ版が登場!「HB Blockchain Interface」
最後に紹介するイーサリアムウォレットは、「HB Blockchain Interface」という7月17日に配信されたばかりのモバイル版ウォレットです。
今までイーサリアム専用のアプリ版ウォレットがなかったので、このHB Blockchain Interfaceの配信はイーサリアムユーザーにとってまさに待望だったと言えます。日本の「株式会社bacoor」が作成したHB Blockchain Interfaceは、「イーサリアム(ETH)とそのトークンの管理に重点」というコンセプトのもとに作られています。
つまり先ほど紹介しましたJaxxのようにイーサリアム関連のICOトークンも扱っており、HB Blockchain Interfaceでもオーガー(Augur)やDAOといった20種類ものアルトコイン・トークンを扱っています。
配信開始してから日が浅いHB Blockchain Interfaceは現段階ではまだAndroidにしか対応しておりませんが、今後iPhoneにも対応してくるでしょう。また、新たなサービスや多言語化といったアップデートがどんどんされる予定ですので、最新情報をチェックしておきましょう!
使い方やアカウント作成方法を解説
今回はイーサリアムが管理できるおすすめウォレットを3つ紹介してきました。
そこで次に実際にウォレットを作成する手順について見ていこうと思います。今回は利用者数も多く、最も一般的な「My Ether Wallet」を例に見て行きましょう。
My Ether Walletの登録方法
My Ether Walletを利用するためにはまずアカウント登録をする必要がありますので、公式サイトにアクセスします。(最初は英語表記ですが、言語選択で日本語に換えられます。)
1. 9文字以上のパスワードを設定し、お財布の作成をクリックします。
2. すると、認証に使用する「Keystore/JSONファイル」のダウンロード画面が出てくるので、ダウンロードして保存しておきます。(ダウンロードが終わると「理解しました、続けます」を押せるようになります)※こちらのKeystore/JSONファイルはウォレットの呼び出しに必要なファイルですので大切に保管しておきましょう。
3. 次にペーパータイプのウォレットを印刷できるページに飛ぶので一旦先にペーパーウォレットを印刷し、「アドレスを保存してください」をクリック
ちなみにこういったのが出てきます。
4. 最後にウォレットをアンロックするための方法を選ぶことになります。初めての方は先ほどダウンロードした「Keystoreファイル」か「秘密鍵」を選択することをおすすめします。(ちなみに今回はKeystoreファイルで、最初に入力した9桁以上のパスワードを入力→アンロック)
自分のウォレット情報が表示されているマイページが下に表示されたらMy Ether Walletでの登録は完了です。ここまでの登録はスマートフォンでもできるので、忙しい方でも気軽に登録できますね!(秘密鍵などの情報も表示されるので、ネット環境には注意が必要です。)
My Ether Walletは暗号鍵やパスワード、アドレスを自分で徹底的に管理する必要がありますが、管理さえできれば安全にイーサリアムを保管できると言えます。
ちなみに秘密鍵というのは、自分のウォレットを開くための必要な64文字のアルファベットから構成される、仮想通貨を利用するうえで必要なもので、もし外部に流出されてしまうと、ウォレット内に保管してある仮想通貨を盗まれてしまいます。
秘密鍵を外部に漏らさないよう、しっかり管理しておきましょう。
では次に実際の使い方について見ていこうと思います!
実際に使ってみよう!
まずウォレットのアドレスと残高の確認の仕方です。
上部に書いてある「お財布情報を見る」をクリック。
すると先ほどダウンロードしたkey/JSONファイルを使って開くか、秘密鍵を入力するか、といったウォレットの呼び出し方法が出てきますがどれでも大丈夫です。
その後、お財布をアンロックをクリックするとアカウントアドレスやアカウント残高、トークン残高などの情報が出てきます。
ちなみに「Show All Tokens」をクリックすればMy Ether Walletで保管のできるトークンを見ることができます。
イーサリアムを送信の仕方
最初に、上部のお財布の作成の右の「イーサリアム/トークンの送出」をクリック、次にここでもkey/JSONファイルか秘密鍵を入力、お財布をアンロックをクリックします。
ウォレットのアンロック後、宛先アドレスと銘柄の選択後、送出数量を入力します。ちなみにイーサリアムを送るための燃料(手数料)である「ガスリミット」は自動的に入力され、イーサリアムの送金量が多ければ多いほどガスリミットも多くなっていきます。
My Ether Walletはアカウントの作成も簡単ですので、まずはアカウント作成から始めてみてはいかがでしょうか?
管理人おすすめはこれ!
私のおすすめは、アプリ版イーサリアムウォレット「HB Blockchain Interface」になります。
HB Blockchain Interfaceは現状Androidしか利用できませんが、早急にiphoneへの対応アップロードを準備していると言われています。もし対応されればiphoneでもイーサリアムが管理できるようになりますので、誰でもどこでもイーサリアムを管理できるようになりますね!
また、HB Blockchain Interfaceは2017年秋にリリースされるクラウドファンディングサイト「REAL BOOST」でも利用することができるそうです。REAL BOOSTが使えるようになれば資金調達を行う個人、または企業のトークンをHB Blockchain Interfaceが作成し、このアプリを通して売買できる仕組みになります。
クラウドファンディングは新しくビジネスを起こそうとしている人にとっては、非常に有益でしょう。「REAL BOOST」との連携によってイーサリアムの新しい使い道が開かれるでしょうし、今後はさらにトークンの量も増やしていくと宣言しています。
もちろん見やすさや使いやすさもピカイチなので、一度使ってみてはどうでしょうか?