編集部のコラム:結局8月1日にビットコインは分裂しない?

ビットコインの特徴は?

8月1日に起きると言われていたビットコイン分裂は起きません。(厳密に言いますと、UASFがなくなり、ハードフォークによるBitcoin Cashには分裂します)

散々各所で8月1日に分裂すると言われていましたが、8月1日ではなく7月23日(19時)に分裂されるようです。

これは当初予定されていたUASFによる分裂が前倒しになったのではなくて、マイナーたちの合意によるネットワークアップデートなんです。

そもそも8月1日に起こると言われていた分裂問題は、
ビットコインの急激な取引量増加による、スケーラビリティ問題(ブロックサイズの問題)でした。

ブロックサイズを変えずに取引サイズを圧縮し、UASFを行おうとしていたビットコイン開発者たち。

そしてブロックサイズを大きくして、チェーンを2つに分岐させるUAHFを行おうとしていたマイナーたち。

8月1日に決行されると噂されていたビットコインの分裂は、この両グループによる揉め事が原因だったのです。

↓こんな感じですかね。

8月1日に起こるとされていた分裂問題についてわかりやすくまとめてある記事はこちら

ではなぜ、8月1日の分裂は回避されたのでしょうか?

非常に簡単に言えば、8月1日に行おうとしていたチェーンの分岐が、非常に不透明で危険性が高かったからです。

まずビットコインには「BIP141」という、仕様を変更するならマイナーたちによる95%以上の同意が必要なルールが適応されています。

しかし、事実上対立していたマイナーたちから95%もの同意を得るなんて無理。

ということで、UASFに「BIP148」という新たなルールも設けました。

このBIP148というのは、マイナーたちの支持に関係なく、期日(8月1日)になったら強制的に仕様を変更できるというルールです。

BIP148のUASFが実行されると、

・Segwitシグナルを発しているブロックのチェーン
・レガシーチェーン(元々のチェーン)

の2つに分岐してしまう可能性がありました。

最終的に全てのブロックをSegwitシグナルを発しているブロックに変えてしまう予定ですので、一時的ではありますが。

今後の不透明さや、両陣が対立したままUASFを導入すると、ビットコインネットワークに大きな混乱が生まれるのではといった危険性があったのです。

これが8月1日に行われようとしていたビットコイン分裂問題です。(かなりざっくりでしたが)

急展開となったbitcoinABCというフォーク案

しかし7月19日に発表された「bitcoin ABC」の出現により事態が大きく変動しました。

bitcoin ABCというのは、中国の最大手マイナーグループ「Bitmain」のCEOジハン・ウー氏がBIP148による強制フォークの対策案として出したフォーク案です。

このbitcoinABCで発行されるのは「ビットコインキャッシュ」という通貨で、これには8月1日に予定されていたUASFを無効化する「BIP91」が適応されています。

BIP91というのは、簡単にいうと80%のマイナーの支持がないと仕様を変えられないようにするものです。これによってUASFのBIP148(支持率に関係なく決行するルール)を無効化し、80%以上になればビットコインキャッシュに分岐されることになるのです。

ちなみにBIP91はすでにロックインが開始されており、23日(19時までに)にアクティベートが開始される予定です。つまり本日19時にアクティベートが実行されれば 、事実上ビットコインキャッシュが正式に発行されます。

ちなみにビットコインキャッシュ(BCC)のICOはすでに始まっており、1BCC=96,000円となっているそうです。

各取引所の対応は

「coincheck(コインチェック)」や「Zaif(ザイフ)」といった国内でも人気の取引所は、アクティベート期間においての売買や決済についてTwitterで通知しています。

coincheck

Zaif

みんなのビットコイン

今後も様々な告知がされると思いますので、注目しておきましょう!

*速報*
このコラムを書いている時に、BIP91がすでにアクティベートされたようです。

もはやいつ何が起こるかわからない状況ですので、常に最新の情報に注意することをおすすめします。

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