- Home
- ビットコインゴールドとは?取引所の最新情報を解説!
ビットコインゴールドとは?取引所の最新情報を解説!
- 2017/11/24
- ビットコインについて, 仮想通貨の最新ニュース
目次
10月25日のビットコインゴールド誕生について解説!
10月25日に誕生するビットコインゴールド。
→【最新情報】ビットコインゴールドのハードフォークが、10月24日23時ごろに前倒しになりました!
→ブロックの生成スピードの速まりによって、予定されていた時間より早くビットコインゴールドのハードフォークが発生します。
→本日10月24日10:30頃にビットコインゴールドのハードフォークが起こりました。現在ビットコイン価格が急落、アルトコインの価格が急騰しています。
→ビットコイン価格は、現在約63万円。これからさらに下落する可能性があります。
ビットコインキャッシュの例があったように、ただでビットコインゴールドを取引所から貰えるならを貰いたいですよね。
そんなビットコインゴールドのハードフォークが迫っている中
「そもそもビットコインゴールドって何?」
「どの取引所でどのように貰えるの?取引所での取り扱いはあるの?」
と、不安に思われていらっしゃるのではないでしょうか?セキュリティに問題があると言われているビットコインゴールドですが、各取引所が次々と対応方針について発表をしています。
そこで今回は、そもそもビットコインゴールドとは何かということから、ビットコインゴールドの貰い方、取引所の対応方針についてご説明いたします!
まずは、そもそもビットコインゴールドとは何か。ということから簡単に見ていきましょう!
bitcoingoldとは?どんな仮想通貨なの?
8月1日にビットコインがハードフォーク(分裂)し、ビットコインキャッシュが生まれたのは、記憶に新しいですよね。
それと同じように、10月25日にもまたビットコインがハードフォークをし、ビットコインゴールドが生まれようとしてます。
このビットコインゴールドを先導しているのが誰かは今のところ明らかにされていませんが、彼らの目的は「中国主導のマイニングをなくす」ことです。
ご存知かもしれませんが、ビットコインもビットコインキャッシュも、中国のマイニンググループと言われる集団がマイニング市場の大半を独占しています。
マイニングとは、ビットコインの取引記録の保存を手伝う代わりに、新しいビットコインをもらえる作業のことを言います。
現在のビットコインの仕組みでは、マイニンググループが「私たちの意見を聞けないなら、もう取引の記録を手伝わないよ」と言えば、ビットコインの送金が滞ってしまう恐れがあるので、マイニンググループを権力が強まっています。
これだと、中国のマイニンググループの気分次第で突然ビットコインが使いづらくなったりする可能性があり、不便ですよね。
そこで、この問題を解決しようとしているのが、ビットコインゴールドなのです!
では、ビットコインゴールドは具体的にどのような特徴があるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。
特徴1:ASICboostが使えなくなる
ビットコインゴールドでは、ビットコインやビットコインキャッシュのマイニングに使用されているASICboostという技術が利用できなくなります。
ASICboostとは、簡単に言うと、中国のマイニンググループが使っている「裏技」です。
普通に取引記録の保存を手伝うための計算を行う場合より、ASICboostという技術を使う方が20~30%の効率化ができるのです。
これにより中国のマイニンググループが使用しているASICboostを使えなくすることで、市場シェアを分散させることができるのです。
特徴2:マイニングの難易度が低下する
現在ビットコインのマイニングの難易度は2週間に一回調節されますが、現在は難易度が高いと、たくさん計算を手伝っても、ほんのわずかなビットコインしかもらえません。
これが、大規模なスーパーコンピューターを使って効率的にマイニングを行うマイニンググループが市場シェアを独占することにつながっています。
そこど、短いスパンで難易度を変更し難易度が高まりすぎないようにするのがビットコインゴールドの特徴です。
技術的な話は少し難しくなりすぎるのですが、「ビットコインゴールドだと個人でもマイニングができるようになる」と覚えておいていただけたら良いと思います!
ここまで、ビットコインゴールドとはそもそもどんな仮想通貨なのかということをご紹介してきました!
次は、続々と発表が行われている各取引所のビットコインゴールドへの対応方針について見ていきましょう。
ビットコインゴールドの配布に関する各取引所の対応
8月1日のビットコインキャッシュがハードフォークした際は、混乱がありながらも各取引所がビットコインキャッシュを配布したので、無料で手に入れられました。
今回のビットコインゴールドのハードフォークでは2回目ということもあり取引所の対応は落ち着いています。
まずはビットフライヤーから見ていきましょう。
ビットフライヤーの対応
「問題がないことが確認できたらビットコインゴールドを11月1日に配布」ということです。
・当社は、BTG 分岐前にお客様が bitFlyer アカウントで保有されていたビットコイ
ン現物の数量と同量の BTG をお客様に付与*2 します。 BTG 分岐が恒久的であ
り、お客様の資産保護等の観点においても問題が無いと当社が判断した場合、お
客様はビットコイン、及び BTG 両方の資産を持つことになります。
・BTG の付与に伴い、BTG の売買サービス、お預入・ご送付サービスの提供を開始
する予定です。
と明記しており、どうやらビットコインゴールドの「リプレイアタック」への対策が重要視されているようです。
「基本的にビットコインゴールドを配布」で「リプレイアタック対策がされていなければビットコインゴールドを配布しない」という方針のようです。
今回のビットコインにおける「リプレイアタック」とは、「分裂した後、2つのビットコインが同じ暗号を保持しているため、片方のビットコインの送金記録からもう片方のビットコインの暗号を特定され、盗まれてしまうこと」を言います。
コインチェックの対応
今回のビットコインゴールドのハードフォークについて、コインチェックは下のように発表をしています。コインチェックもビットコインゴールドの配布・取り扱いに関して、ほぼビットフライヤーと同じです。
ただビットコインゴールド付与日時が、「未定」である点はすこし気になる点ではありますね。
しかしながら、以下のような事象が発生し、弊社にてお客様の資産の保護が困難と判断される場合やサービスの安定した提供が困難と判断される場合においては、ビットコインゴールドの付与を行わない可能性がございます。
・Replay attackに対する対策が不十分であると確認された場合
・マイナーが十分に集まらず、ブロックが安定的に生成されない場合・何らかの脆弱性が発覚しそれに対する対策が行われない場合
・その他、弊社において付与等の取り扱いが不適切と判断される場合等
coincheckの対応方針
Zaifの対応
Zaifは、「現段階ではビットコインゴールドの付与・取扱いは行わない」という方針です。
3大国内取引所の中で、唯一ビットコインゴールドを付与しないと言っているので、Zaifにビットコインを預けている方は、ビットフライヤーやコインチェックに移動しておいた方が良いかもしれませんね。
・リプレイ攻撃に対する保護、対策が不十分である可能性がある
・マイナーが十分に集まらずにブロックが継続的かつ安定的に生成されない可能性がある
・何らかの脆弱性があり、お客様資産の保全が確実ではない可能性がある
zaifの対応方針
その他の取引所の対応
【最新情報】
仮想通貨取引所「Yobit」でビットコインゴールド先物取引が開始し、現在1BTGが約5万円で取引されています。
bitpoint・・・ビットコインゴールドの付与は行うが、取り扱いはしない。
みんなのビットコイン・・・付与・取り扱いをしない。
kraken・・・未発表
quainex・・・付与・取り扱いをしない。
bitbank・・・付与・取り扱いをしない。
btcbox・・・ビットコインゴールドに問題がなければ付与・取り扱いをする。
フィスコ・・・付与・取り扱いをしない。
GMOコイン・・・ビットコインゴールドの付与・取り扱いをする。配布日は未定。
poloniex・・・未発表
bitfinex・・・未発表
bittrex・・・ビットコインゴールドの付与を行うが、取り扱いはしない。
10月25日に本当に貰えるの?確実に貰える取引所!
ここまでビットコインゴールドの取り扱いに関する取引所の対応について見てきましたが、「確実に貰える」と言いきれる取引所はありませんでした。
というのも、ビットコインゴールドの「リプレイアタック」対策が不十分だと言われており、各社「リプレイアタック」に対する対策が講じられていなければビットコインゴールドを付与しないと発表しているからです。
では確実にビットコインゴールドを貰う方法はないのか?というとそうではありません。実は、海外の取引所であるHitBTCは「ビットコインゴールドの付与を確実に行う」と正式に発表しています。
現時点でビットコインゴールドを貰える可能性が一番高いのはHitBTCに預けることでしょう。
bitcoingoldハードフォークに関するまとめ
今回は、ビットコインゴールドとは何かということから、各取引所のビットコインゴールドに関する対応方針を見ました。
今のところ、各取引所ともばらばらな対応方針ですが、今後ビットコインゴールドの開発の進み具合では各社の足踏みがそろってくるのではないかと思います。
今後新しい発表があったら、随時更新していきます!