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世界で初となる新たな資金調達法「ICCO」がマルタで実施へ
- 2018/7/12
- 仮想通貨の最新ニュース
マルタを拠点とするブロックチェーン企業「Palladium」は、世界で初めて「ICCO(イニシャル・コンバーチブル・コイン・オファリング)」を実施すると発表した。
そのためにPalladiumは、アメリカの仮想通貨取引所「Bittrex」とeスポーツのプラットフォーム「Unikrn」との提携を行うとしている。
そもそもICCOはICOとほぼ同じ形の資金調達手段だが、「トークンを企業の株式と交換することができる」という点がICOとは異なる。
さらにPalladiumは、マルタ国内での規制ルールに則った仮想通貨取引所を開設したいとも言及しているという。
ちなみに1億5,000万ドル(約166億円)相当のトークンを販売し、調達した資金を取引所設立のために使う方針だとか。
取引所創業者のPaolo Catalfamo(パオロ・カタンファモ)氏は、
「このプロジェクトは、歴史的に重要な出来事になるだろう。
マルタで100人以上の雇用を生み、これまでの金融サービスと仮想通貨とのギャップを埋める架け橋になることが期待できるのだ」
と述べた。
この動きが、マルタのブロックチェーン業界をさらに盛り上げるものとなるかもしれない。
最近では、世界最大の仮想通貨取引所「Binace」が移転して来た際に首相のJoseph Muscat(ジョセフ・ムスカット)氏が公式に歓迎の意を示していた。
またマルタ大学では、10月からブロックチェーンの学位を与える計画まで発表されているという。
原典:「Malta to Host ‘World’s First ICCO’ as Palladium, Bittrex Build New Crypto Exchange」
ここまでの内容と考察
マルタ拠点の企業Palladiumが、ICCOを世界で初めて行うという今回のニュース。
マルタでは、以前から仮想通貨やブロックチェーンに対して積極的な動きがありました。
今回の世界で初めてICCOを実施するニュースは、そのような姿勢の現れと言えるでしょう。
マルタは、今後も仮想通貨大国へと邁進していくのかもしれませんね。
これからもマルタでの動きに注目です!