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Litecoin(ライトコイン)の価格が高騰?
- 2017/8/28
- 仮想通貨の最新ニュース
先日8月27日、ライトコインの価格は15.61%の上昇によって1LTC=58.7ドル(約6,300円)に到達し、時価総額は30億ドル(約3.200億円)を超えた。
ライトコインの上昇によって他のアルトコインも軒並み上昇したが、42%も上昇したLisk(リスク)を除いて%が2桁の上昇率を出した仮想通貨は他にはなかった。
ライトコインの波は続く
ライトコインの価格は3月の1LTC=4ドル(約430円)から上昇を続けており、この3月からの上昇は久しぶりに大きな回復となっている。
そんなライトコインは現在時価総額5位となっており、4位のリップルの後を追っている。
Seigwitとビットコインキャッシュ
ライトコインの上昇の背景にはSegwitの有効化や特性、そしてビットコインとの互換性によって上昇したと言われており、初めて8月に1LTC=50ドル(約5,400円)を上回った。
ビットコイン投資家でもありアナリストでもあるTuur Demeester(ツー・ディメースター氏)は最近、Segwit対応ネットワークとトランザクションのために、ライトコインをビットコインのヘッジ通貨として解説した。
彼は今後、ビットコインキャッシュの売却によってライトコインを買い増す人が増えてくるだろうと述べている。
実際ライトコインの価格上昇がビットコインキャッシュの売りに影響されているのかを分析するのは困難ですが、ディメースター氏の分析結果とタイムラインが一致している。
例えばビットコインキャッシュが1,000ドル(約11万円)から640ドル(約7万円)に下落した週は、ライトコインの価格が7月以来初めて50ドル(約5,400円)を突破し、過去最高値を更新した。
ビットコインキャッシュの2大市場が韓国と中国であること、そして両市場において最近のライトコインへの需要が急増していることから、韓国と中国の投資家は一層注目するはずだ。
例え少しビットコインキャッシュが売られれば、投資家たちはライトコインやイーサリアム、もしくはビットコインに流れていくだろうと予想されている。
もう1つの大きな要因はビットコインへのSegwitアクティベートだ。
ビットコインCore開発チームのSegwitは、トランザクションの修正とスケーラビリティ問題の解決策となり、それをライトコインが7月に採用していた。
ビットコインとクロスネットワーク
ライトコインとビットコインのネットワーク接続は、ライトコイン価格の上昇の勢いを維持する上で極めて重要な役割を果している。Segwitをライトコインとビットコイン両方のネットワークに導入することで、「クロスブロックチャネル」を通じてスワップが可能になった。
ライトコインの創始者であるCharlie Lee(チャーリー・リー氏)と、SegwitベースのビットコインマイクロペイメントソリューションであるLightningの開発チームは、
「Litecoin to Bitcoin Segwit対応トランザクションスワップ」の重要性を強調した。
またライトコインは6月に「BitGo」という最大規模のマルチシグネチャプロバイダーからのサポートが開始され、ライトコインプラットフォーム上にセキュリティサービスを提供されるようになった。
リー氏はライトコインを実装し、ライトコインベースのプラットフォームとサービスプロバイダー向けに複数署名のセキュリティサービスを提供すると発表し、また今回のBitGoからのサポートはライトコインコミュニティと業界の主要なステップであると指摘した。
原典:「Litecoin Price Surges to New Record High」
ここまでの内容と考察
元々ライトコインは「ビットコインが金なら、ライトコインは銀である」という位置づけで誕生しており、ビットコインの改善点を克服した通貨として流通し始めました。
そんなライトコインはもちろんビットコインと密接な関係を持っており、今回のようにSegwit実装やビットコインキャッシュといった要因で価格が変動します。
ビットコインには劣りますが、既にライトコインも実用的に利用できており、「Litecoin.com」というオンラインショップがあります。
ここでは宝石や服、家庭用品などの購入が可能となっており、ビットコインよりも決済スピードが速い分、少額決済に向いているのです。
このようにライトコインの使い道も徐々に絞られてきており、今後まだまだ使い道が増えてくると思われます。
様々なアルトコインが上昇を続ける中、ライトコインもいつか跳ね上がるかもしれませんね。