CBOEビットコインETFのリストを発表、SECへの申請を行う

CBOE(シカゴ・ボード・オプション・エクスチェンジ)は、ビットコイン先物に関する為替ファンドである「ビットコインETF」の上場を予定していることを公表した。

CBOEの公式サイトに掲載された発表によると、CBOEはSEC(米国証券取引委員会)に対し、取引所に6種類のビットコインETF(ビットコインの上場投資信託)を上場させるための提案書を提出したという。

具体的には、First Trust、GraniteShares、REXというアメリカの3つのファンドにおいてビットコインETF取扱い開始する。

これらのファンドはビットコインを直接購入することはなく、ビットコイン先物を売買することになる。

買い建て、売り立て両方を行うビットコイン ETFを作成し、ビットコイン先物が値下がりした際にも投資家が利益を得ることが可能になることから、ビットコインETFの投資パフォーマンスはビットコイン価格の変動と大きく異なるという。

CBOEはSECの判断を待つ

CBOEのCEOは、仮想通貨事業部を新規で立ち上げ、金融革命の最先端を走りたいということを示唆している。

言葉通り、シカゴの先物取引所CMEより一週間早くビットコイン先物の取引を開始したことで、アメリカでビットコイン先物を取扱う初めての取引所となった。

一方で、CBOEはビットコインETFに関して難しい立場に立っている。

というのも、SECはビットコインが投資に適した商品かどうかを判断しており、ビットコインETFを承認するかどうかを未だ明らかにしておらず。

NYSE(ニューヨーク証券取引所)の運営会社であるICE(インターコンチネンタル・エクスチェンジ)は、ニューヨーク証券取引所にビットコインETFを2種類上場させるための書面をSECに提出済みであるが、承認がなかなか下りないという。

SECは急速に進んでいる仮想通貨市場に対応しようとしているが、ビットコインの価格変動が大きすぎるため、ファンドが投資家向けにビットコインに関する商品を提供することを許可しない可能性も考えられる。

引用:「https://markets.cboe.com/us/equities/regulation/rule_filings/bzx/」

ここまでの内容と考察

CBOEがビットコインETFの上場に向けて、規制当局に認可を求めたという記事ですね。

ETFとは、上場投資信託のことで、ビットコイン先物の様々な銘柄に分散して運用されています。

ETF上場により機関投資家が参入しやすくなり、ビットコインへの注目度がさらに増すことになりますね。

ただ、有名なアメリカの投資家であるウィンクルボス兄弟が何度も行ってきていますが、SECの承認は長らく得られていないなど、ビットコインETFは許可がなかなか下りないという歴史を辿ってきました。

2017年の3月に、ウィンクルボス兄弟がETFの申請をした際も承認が得られず、ビットコインの価格が30%下落してしまうという事件も

今回は、ビットコイン先物が上場するなど条件は整ってきていると言えますが、どうなるでしょうか。

ビットコインETFが認められれば、仮想通貨市場へ資金がさらに流れ価格上昇の期待が高まります。