BlackRockのストラテジスト「ビットコインは良くも悪くもまさにバブルだ。」

BlackRockのストラテジスト「ビットコインは良くも悪くもまさにバブルだ。」

アメリカに本拠を置く世界最大の資産運用会社「BlackRock」のストラテジストRichard Turnill(リチャード・ターニル)氏は、

「ビットコインの価格は良くも悪くも本質的にバブルを引き起こす多くの特徴を持っている。」

と述べている。また6兆ドルの運用マネージャーとして世界的な投資ストラテジストであるTurnill氏は、

「BlackRockはブロックチェーンの多様性を重要視しており、その技術は世界中でどんどん利用されてくるだろう。」

とBusiness Insider誌に話していた。しかし一方でTurnill氏はこのブロックチェーンの発展がビットコインの価値を高めることには結びつかないと主張している。

Turnill氏はビットコインの価格は過去1年間で約800%上昇しており、これが仮想通貨市場におけるバブルになる可能性があると主張し

「投資家がビットコインを買っている理由は、ビットコインの価格が上昇しているからであって、この仕組みがビットコインの価格をどんどん上げている。」

と述べている。

世界的大手金融機関「UBS」も「ビットコインの価格は投機的なバブルだ」と述べており、Turnill氏の主張に賛同しているという。

またTurnill氏は

「皆さんビットコインが急激に上昇していく過程を見ていたと思います。ビットコインが高騰した理由は単にビットコインが上昇に乗じて買い手が増えただけで、ビットコインが本来持つ本質的な価値が評価されているわけではない。むしろビットコインそのものに固有の価値はない。」

とも述べている。ただ本質的な価値とは何か?という疑問についての答えはTurnill氏の中にはなく、Turnill氏自身がビットコイン保有者ではないため、「その疑問には答えられない」と話していたという。

一方でウォールストリートのストラテジストTom Lee(トム・リー)氏は、ビットコインの本質的な価値は「Marcalfeの法則」に従っていると考えているという。

Marcalfeの法則は、ネットワークの価値(この場合はビットコイン)はネットワーク利用者数の2乗に比例するというもので、この法則から計算すると、ビットコインの価格は2022年に25,000ドル(約284万円)に達すると予測されている。

原典:「Bitcoin Price Has No ‘Right or Wrong’ Value; Looks like a Bubble: BlackRock Strategist

ここまでの内容と考察

Turnill氏は、ブロックチェーンのシステムについては非常に大きな可能性を感じている一方でビットコインの価値には懐疑的です。管理人は、Turnill氏の意見には半分賛成で半分反対です。

半分賛成というのは、今後ビットコインが法定通貨の代わりに使用されるようになるというイメージが現状湧かないということです。

というのもビットコインは仮想通貨市場を牽引してきましたが、他の仮想通貨と比較して性能が劣ります。

それもあってか、思ったよりも普及が進んでいない印象です。その一方で、イーサリアムやリップルは、そのシステムの有用性からか、様々な場所で利用されるようになりつつあります。

これは中央集権的にどんどんプロジェクトを進めているかどうかによる違いではあるかもしれません。ビットコインは中央集権ではないという特徴から、権力争いが過熱しハードフォークなどが発生しています。なかなかビットコインのプロジェクトは前に進んでいっていません。

一方で、中央集権でプロジェックトが進んでいるイーサリアム、リップルは企業との提携も進み、実用化が見えてきています。

中央集権ではなく、だれにも縛られないという特徴がビットコインのコンセプトではあるものの、それが足かせとなって、衰退していくかも可能性も十分あります。

ただTurnill氏に半分反対というのは、バブルであることを否定的にとらえていることです。ITバブルが2000年前半に合ったように、あるものごとが普及するには、爆発的に伸びる時期が必要です。

今、ビットコインはその段階にいると捉えることができます。いつになるかわかりませんが、ビットコインバブルが一度はじけたとしても、復活してさらに成長する可能性も十分あります。

Turnill氏の意見には、正しい部分もあると思いますが、否定的にとらえすぎることには反対ですね。

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