ビットコイン下落!Mt.Goxの売却と韓国の金融調査が引き金か

ビットコイン下落!Mt.Goxの売却と韓国の金融調査が引き金か

5月11日、ビットコインの価格が3週間ぶりに大幅に下落し、1ビットコインあたり約8540ドル(約91万円)を記録した。

この下落の主な要因は2つあり、1つ目は「Mt.Gox(マウントゴックス)」の債務整理によるビットコインの大量売却。

そして2つ目の要因として、韓国最大の仮想通貨取引所「Upbit(アップビット)」が詐欺の疑いで検察から調査を受けたことが関係しているという。
 

Mt.Goxの債務整理によるビットコインの大量売却

旧Mt.Goxの債務整理では、新しく見つかった約8,000ビットコイン(約70億円)の売却が行われたといい、過去にも何度か、債務整理による大量売却が見受けられた。

もちろんその都度ビットコインの価格に影響が出ており、今回のビットコイン下落の大きな要因になっているのではと考えられている。
 

韓国最大の仮想通貨取引所「Upbit」が詐欺の疑い

それと同時期に、韓国最大手の取引所Upbitに対して検察の調査に入り、このニュースを受けた一部の投資家が大量のビットコインを売却したという。

地元メディアによると、バランスシート(貸借対照表)に関する間違った情報を顧客に提供し、「顧客を故意にだました」という疑いで検察によって調査を受けたようだ。

世界で4番目のビットコイン取引量を誇るUpbitへの調査は、ビットコインの価格に影響を与える十分な要因だ。

そんなビットコインの価格は、4月20日以来の安値を記録し、過去24時間で約800ドル(約8万円)、前日比にして約8.5%も価格が下落している。

ビットコインだけでなくアルトコインも軒並み下落しており、イーサリアム(ETH)が12%の下落。

そしてリップル(XRP)とビットコインキャッシュ(BCH)はどちらも17%以上も下落していたという。

今後、韓国の取引所アップビットへの調査の行方や仮想通貨市場への反応に注目だ。

原典:「Bitcoin Loses $9K Support As Markets React To S. Korea Investigation, Mt.Gox Sell-Off

これまでの内容と考察

ビットコインの価格が3週間ぶりに大幅な下落を記録しました。

要因には、マウントゴックスの大量売却と韓国の取引所アップビットへの詐欺の疑いの2つがあります。

また、4月20日以来の安値をビットコインは記録しました。

韓国最大の取引所アップビットが検察による調査を受けたニュースによって、仮想通貨市場に大きな影響を与えました。

詐欺が発覚する最悪の場合には、さらに仮想通貨市場への影響は計り知れなさそうですね。

韓国の取引所アップビットの動向に注目しましょう。