ビットコインとイーサリアムが市場を牽引、市場規模は175億ドルに

今週、ビットコインとイーサリアムは価格が上昇を続け、市場を牽引した。

これにより、9月初め以来初めて、仮想通貨市場の時価総額は1750億ドル(約19兆2,500億円)に。これは9月の史上最高値に次ぐ市場規模である。

今週金曜日に、仮想通貨市場規模は、1700億ドル(約18兆7,000億円)という一つの基準を超えた。

その後下落することなく上昇し続け、最終的に現在の1,752億ドル(約19兆2,720億円)に達し、9月の急落前につけた史上最高値までわずか50億ドル(約5,500億円)というところまで迫っている。

ビットコイン価格は5,700ドルを超える

JPモルガンのCEO、Jamie Dimon(ジェイミー・ダイモン氏)が「ビットコインは詐欺である」という発言をしたにもかかわらず、ビットコイン価格は大きな下落をすることなく、5,732ドル(約630,520円)に達している。

また、ビットコインの時価総額は、953億ドル(約10兆4,830億円)を記録しており、あの世界的に有名な投資銀行のゴールドマンサックスの時価総額を追い抜いた。

イーサリアム価格は340ドルまで上昇

今週、ビットコインの価格が上昇し始めた際に、イーサリアムからビットコインに換える投資家が多く、イーサリアムの価格は290ドル(約31,900円)まで低下した。

しかし、イーサリアム価格は、今週の後半に上昇をはじめ、金曜日までに326ドル(約35,860円)に上昇。さらに土曜日にも勢いは衰えず、現在340ドル(約37,400円)になっている。

これにより、時価総額は324億ドル(約35,640円)まで成長した。

bitcoinの勢いに加わるアルトコイン

アルトコイン市場は、SegWit2xへの期待から投資家たちがビットコインへ資金を移したことで、今週はじめに急落した。

しかし、現在この下落から回復し始めており、いくつかの仮想通貨では大きな上昇を見せている仮想通貨もある。

リップル価格は6%上昇し、時価総額は100億ドル(約1兆1,000億円)を上回った。ビットコインキャッシュ価格は、1%高の318ドル(約34,980円)に。

ライトコインは4%以上上昇し、現在の価格は61ドル(約6,710円)となっている。ライトコインが60ドル(約6,600円)を超えたのはこれが初めてである。

時価総額6位のDASHは3%上昇し、価格は314ドル(約34,540円)、時価総額は24億ドル(約2,640億円)まで回復。NEMは5%上昇、Moneroは値上げした6%上昇したことで、時価総額ランキング8位に浮上した。

NEOは横ばいであったため、時価総額ランキング10位に下落した。BitConnectの価格は200ドル(約22,000円)を上回って過去最高値を更新している。

市場全体のビットコインのシェアは50%以上を維持
今週の市場動向として大きな注目点は、仮想通貨市場の資金がビットコインに集まったことである。

それにより、1週間前に48.9%であったビットコインの市場シェアは、最高で56.6%を記録し、現在は53.9%となっている。

一方、イーサリアムの市場シェアは、今週一週間で約1%低下させており、現在18.9%である。

ここまでの内容と考察

今週は、仮想通貨市場が1ヶ月ぶりに大きく盛り上がった一週間でしたね。

思えば、1ヶ月ほど前の仮想通貨市場の落ち込みを考えると、よくここまで回復したなと思います。ビットコインは30万円まで下落しましたので、今から半額だったとは驚きです。

逆に、1ヶ月で2倍になるということはまだまだ仮想通貨もうまみの大きい投資対象だということでしょうか。

一方、ビットコインが最高値を更新した今、一体どこまで値上がりするの?という疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。

これに関しては以前のニュース記事で意見を述べているので、SegWit2x関連のニュース記事に目を通していただけたらと思います。