北朝鮮の緊張が強まる中、ビットコインが7%上昇し3,950ドルへ

昨日9月25日に、ビットコインの価格は3,690ドル(約41万円)から3,959ドル(約44万円)に高騰し、過去24時間で7.11%増加した。

これに対してビットコイン分析家たちは、ビットコインの上昇はアメリカと北朝鮮の激しい議論と結びついていると考えている。

北朝鮮の李容浩(デ・ヨンホ)外務次官は17日、アメリカのDonald Trump(ドナルド・トランプ)大統領による「北朝鮮の完全破壊」を非難し、報道陣に対して

「トランプ氏は戦争宣言をしているが、全ての選択肢は我々北朝鮮の最高指導官によって導かれるだろう。」

と述べていた。

沖縄のF-15戦闘機やグアムのB-1B爆撃機のような日米共同軍事訓練や北朝鮮によるアメリカへの威圧によって、米ドルや日本円、そして世界の株価は下落したという。

それによってダウ平均株価をはじめとする主要株価指数は3日連続で値下がりし、分析家は世界市場や経済の不安定さ・不確実性が続けば株式や為替レートはさらに下落するだろうと述べている。

市場ストラテジストのJohn Caruso(ジョン・カルソ氏)は、

「北朝鮮の空域を飛行した米軍の爆撃機などによって今市場は少し神経質になっている。ドイツの総選挙もあるし市場全体が不安定になっている。」

と述べている。

ヘッジ先としてビットコインの需要が増加

中国による取引所・ICOの規制によって下落していたビットコインはここ3週間で回復してきているが、過去最高である5,000(約55万円)ドルに達するまでの回復には至っていない。

しかしMax Keizer(マックス・ケイザー氏)といった著名な分析家は、世界市場に発生しているボラティリティや金融不安を受けて安全な長期投資を求める投資家やトレーダーが増加してきていると発表した。

過去24時間でビットコインの価格は260ドル増加した4,000ドル(約44万円)を突破し、世界の投資家やトレーダーは株価や為替レートの下落を回避するためにビットコインへと流れていく可能性が高いとのこと。

世界市場におけるこのような不安定さは、ビットコインの価格が上昇していくためのポジティブな指標となる。日本は既に約50%を占める世界最大級のビットコイン市場に進化しており、中国や韓国のビットコイントレーダーも日本へ移ってきている。

今後さらに北朝鮮とアメリカの衝突が続けば、ビットコインの価格はさらに上昇していくかもしれない。

原典:「Bitcoin Price Surpasses $3,950 by Recording 7.11% Increase as US-North Korea Tension Intensifies

ここまでの内容と考察

アメリカと北朝鮮の衝突が激化する中、ビットコインの価格は上昇しています。将来的に勃発する可能性がある戦争に備えて、資金をビットコインに換えていると言います。

既に一部では北朝鮮戦争は秒読みだともいわれており、アメリカと北朝鮮の主張は激しさを増しています。アメリカのトランプ大統領は「北朝鮮を完全破壊もやむをえない」と発言しており、分析家によればこれは単なる脅しではなく、本気でこのシナリオを組んでいるという。

これに対し北朝鮮の李容浩(デ・ヨンホ)外務次官は「彼こそが自殺行為を行っている。」と強く反発。両国間で挑発合戦が勃発しているのです。

今後このような状況が続けば、ヘッジ先として有望なビットコインはさらに価格が上昇していくと予想されており、世界の株価は下落するでしょう。