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ウォールストリートのTom Lee氏「ビットコインの価格は25,000ドルになる」
- 2017/9/18
- 仮想通貨の最新ニュース
ウォールストリートのストラテジストTom Lee(トム・リー氏)は最近の仮想通貨市場の低迷を踏まえて、
「5年後の2022年までに、ビットコインの価格は25,000ドル(約278万円)に達するだろう。」
と改めて予測を発表した。
FandstratのマネージングパートナーであるLee氏は、CNBCのインタビューでこの長期的な予想を再認識した。
Lee氏は、ビットコインが持つ「決済手段」と「インフラのヘッジ先」としての価値が増加してきているという予測を基に、金の市場シェアの一部をも獲得するのではないか?と予測している。
さらにLee氏は、若い投資家、特に30代の投資家にとってビットコインは今ある金融商品の中でも「完璧に近い金融商品」になるだろうとも述べている。
Tom Lee of @fundstrat says that bitcoin is headed to $25K, here's why pic.twitter.com/FBJiwTQjqM
— CNBC's Fast Money (@CNBCFastMoney) 2017年9月14日
またLee氏は、JPモルガンのCEO:Jamie Dimon(ジェイミー・ディモン氏)の「ビットコインは詐欺だ」という主張に反論している。
調査によれば、現在5,000ドル分(約55万円以上)のビットコインが入っているウォレットは世界中に30万ウォレットしかない。これを踏まえてLee氏は、
「ビットコインバブルは2007年にリリースされたiPhoneのバブルに匹敵する。iPhoneはリリース後4日間で50万人もの購入者が出たのだ。」
とも述べている。さらに、
「もしビットコインの価格が30,000ドル(約330万円)にまで上昇し、時価総額が5,000億ドル(約55兆円)にまで達すれば、世界中の中央銀行はビットコインを違う観点で認識することになる。」
と予測した。
現在、ビットコインの世界平均価格は3,659ドル(約40.7万円)となっており、時価総額は593億ドル。
西ヨーロッパの取引所では、BTC/USDが3,759ドル(約41万円)でも取引されており、ほぼ普遍的に3,600ドル(約40万円)前後で取引されているという。それに対し、中国の取引所は規制以降下落を続け、OKCoinやHuobiといった主要取引所では約3,030ドル前後(約33万円)を推移している。
原典:「$25,000 Bitcoin Price: Wall Street ‘Bear’ Doubles Down Despite Recent Pullback」
ここまでの内容と考察
中国の取引所規制、そしてJPモルガンのネガティブな発言によって大きな変動があったビットコイン市場。それに伴って仮想通貨市場全体が大きく変動していました。
今回はそんな良くない知らせばかりだったビットコイン市場とビットコイン投資家にとって、希望となるような予測がされました。なんとビットコインが今後5年間で25,000ドル(約278万円)にまで上昇するかもしれないとのこと。
実用化がかなり進んできている点と、何かあった時のヘッジ先としての需要が高まってきているようで、北朝鮮のミサイル発射が影響しているものだと考えられます。
北朝鮮のこうした挑発によってアメリカやアジアでも戦争が起こりそうな緊張間がある中で、一度戦争が起きれば自国通貨の価値はどうなるかわかりません。こうした状況でも国に依存しないビットコインは万が一のヘッジ先として有効ですね。
国によっては既にビットコインの方が自国通貨よりも信頼を得ており、ベネゼエラやアルゼンチンではビットコインの方が好まれています。ハイパーインフレによって自国通貨の価格に大きなボラティリティが発生しているベネゼエラでは、ビットコインの方が流通量が多い。
こうした背景を踏まえると、ビットコインの価格は今後も上がっていくでしょうね。筆者も今の内に、買い増ししておきます。笑