ビットコインキャッシュの時価総額が300億ドルを超える

11月12日、ビットコインキャッシュの時価総額が300億ドルを突破し、一時イーサリアムの時価総額を上回った。

イーサリアムの共同設立者ヴィタリック・ブテリン氏は、大手マイニンググループBitmainの設立者ジハン・ウー氏とビットコイン投資家ロジャー・バー氏に、最近のビットコインキャッシュ、特に韓国市場での成功を祝福した。

継続的な成長は見込めないビットコインキャッシュ

SegWit2xハードフォーク中止によって、投資家、マイナー、ビットコインコミュニティ全体の資金がビットコインキャッシュに流入した。

しかし、ビットコインキャッシュの取引高のうち約半分が韓国市場での取引であり、SeagWit2xは、Xapo社のテッド・ロジャーズCEOを中心に批判的な目線で見られている。

「このビットコインキャッシュの価格急騰は、現実的または持続可能なものにするには速すぎる。ビットコインキャッシュ価格上昇の背後にはまだ明確な根拠がない。ビットコイン キャッシュはすぐに急落するだろう」

とロジャーズ氏は語っている。

韓国の仮想通貨コミュニティは、ビットコインからビットコインキャッシュへマイナーが移動したために、ビットコインキャッシュに多額の投資を行ったようである。

しかい、マイナーは常により収益性の高いブロックをマイニングするため、ビットコインキャッシュのマイニング難易度が高騰すれば、再度ビットコインのマイニングを始めるだろう。

現時点で、ビットコインキャッシュは私の利益を上げているが、ビットコインキャッシュの次の難易度調整の後、マイナーはビットコインキャッシュのマイニングから抜けるだろう。

したがって、ビットコインキャッシュの価格が継続的に上昇することはないだろう。

ビットコインとビットコインキャッシュは共存する?

ビットコインとビットコインキャッシュは、ビジョンが異なる。ビットコインは金に代わる安全資産として、ビットコインキャッシュはデジタル決済手段として発展することを目的としている。

非常に有名なビットコインとセキュリティ専門家、アンドレス・アントノポウロス氏は

「2つのビットコインは共存し、異なるユーザーにアプローチすることができる。市場で最大の仮想通貨であるビットコインとビットコインキャッシュ、リップル、ライトコインはすべて、対照的な哲学、構造、インフラを持っている。」

と述べている。

現時点では、ビットコインキャッシュの価格の急騰は継続しないというロジャーズ氏の分析が正確であるように思われるが、今後ビットコインとビットコインキャッシュが共存することが考えられる。

執筆時点で、ビットコインキャッシュの価格は、2,900ドルから1,620ドルに下がり、イーサリアムが時価総額ランキング2位の地位を取り戻している。

原典:「https://www.cryptocoinsnews.com/bitcoin-cash-briefly-surpasses-market-cap-ethereum-30-billion/」



ここまでの内容と考察

昨日のビットコインキャッシュの乱高下は、異常でしたね。一時30万円近くまで急騰した後、数十分で20万円近くまで急落しました。

ビットコインキャッシュの価格高騰と反比例して、ビットコインの価格は一時急落。しかし、その後70万円の水準まで戻しています。

今後のビットコインとビットコインキャッシュの予測は難しいですが、まだまだビットコインキャッシュの価格が急騰していきそうな雰囲気があります。

といのも、エンジェル投資家のロジャーバー氏が、数千億円の資産を世界的に有名な仮想通貨取引所「bifinex」に移したという噂があるからです。

ロジャーバー氏は、「ビットコインキャッシュが本物のビットコインだ」と述べるなど、ビットコインからビットコインキャッシュに換金するということを公表しているなど、徐々にその資産をビットコインキャッシュに変えようとしているのかもしれません。

本当にそうだとしたら、彼の数千億円の資産がビットコインキャッシュに流れることになるため、ビットコインキャッシュの価格上昇が期待されます。

噂でしかないですが、ビットコインキャッシュの周辺で不穏な動きが活発化していることは確かです。