無名の存在から世界最大の取引所へ成長したBinanceの軌跡

現在世界で3本の指に入る仮想通貨取引所「Binance」は、一年前は全く無名の取引所であった。

今となっては、世界中に数千万人のユーザーを抱えており、仮想通貨投資家の中で知らない人はいないと言っても過言ではない。

ICOによる資金調達で世界有数の取引所に成長

Binanceは、2017年7月にICO(イニシャルコインオファリング)によって、1,500万ドル(約15億円)の資金調達に成功。その潤沢な資金を元に、システム開発・マーケティング活動を積極的に展開することでグローバル市場で急成長を遂げた。

しかしながら、Binanceの成長の道のりは決して平たんではなかった。というのも、半年ほど前までは、ユーザーのほとんどが中国人であったため不安定な経営を余儀なくされていたのだ。

そんな中、仮想通貨市場にとって大事件となった出来事が発生する。2017年9月の中国国内の仮想通貨取引所閉鎖である。これにより、Binanceはユーザーのほとんどを失うことになる。

Binanceは、このような挫折や他の取引所との競争がありながらも、2018年現在世界最大の取引所へと成長した。

Binanceは一日40億ドル以上の取引量があり、一週間で200万人の新規ユーザー登録があるという。

ユーザー数の急増に耐えられなくなったBinanceは新規ユーザー登録を一時ストップしている。

BinanceのCEOチョウ氏は、ユーザーのほとんどが25-30歳の男性である一方で、最近では機関投資家からの関心が高まっていると述べている。

バイナンスの成長はビットコインのハードフォークに対する対応

Binanceの顕著な上昇にはいくつかの要因が寄与している。

その中で、最大の成長要因は、ビットコインのハードフォークによって誕生した新たなビットコインに対するサポートを積極的に行っていることである。

他の取引所では、ビットコインのハードフォークによって生まれたビットコインの採用に関しては消極的。そんな中、Binanceは他の取引所が取り扱っていなかったビットコイン・ゴールドとビットコインダイヤモンドのサポートも行っている。

また、同社には、20%の手数料を紹介者に支払う強気な紹介プログラムがあり、このプログラムが新規ユーザー増加に貢献している。

取引所の急成長にもかかわらずBinanceのCEOチョウ氏は、まだまだ歩みを止めない。

チョウ氏は次の目標を聞かれると、

「ビットコイン人気の高い日本の金融庁からライセンスを取得し、取引所を東京で広げ、世界の仮想通貨市場の中心に位置付けることです。」

と述べるなど積極的な姿勢を見せている。

原典:「https://www.ccn.com/binance-from-ico-to-the-worlds-largest-cryptocurrency-exchange-in-six-months/」

ここまでの内容と考察

半年前まで、世界市場で無名の取引所であったBinanceが今となっては世界で最も有名な取引所と言っても良いくらい成長を遂げています。

仮想通貨ニュース.com編集部の私もBinanceを愛用しているのですが、海外の取引所の中では珍しく日本語対応しており日本人にとって非常に使いやすい仕様となっています。

取扱い銘柄が100以上もある取引所は日本国内にはなく、最大でもCoincheckの14銘柄。

Binanceは日本人がアルトコインを購入するに当たって最も使いやすい取引所と言えます。

また、Binanceに上場する仮想通貨は、大量のユーザーを抱え込むBinanceユーザーの目に触れる機会が増えるため、軒並み価格が上昇します。

それくらい世界的に有名な取引所がBinanceなのです。

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