AT&Tとアメリカン航空が、「ビットコインバウチャー」を容認

AT&Tとアメリカン航空が、「ビットコインバウチャー」を容認

ビットコインは主要なオンラインブランドたちを喚起し注目を集めたことで、その価値と普及率の高さを一層際立たせています。

昨日ビットコインの価格は1BTC=3,400ドル(約37万円)に急騰し、1BTC=3,500ドル(38万円)をマイルストーン(節目)としてゼロイングしました。またイーサリアムが1ETH=300ドル(約3万円)に上昇したことで仮想通貨全体の時価総額が初めて1,200億ドル(約13兆円)を超過。その後、1,180億ドル(約12.5兆円)に戻りました。

スターバックス、サブウェイ、デル、エクスペディア、オーバーストックドットコム、マイクロソフトなど、すでにたくさんの主要ブランドがビットコインを決済手段として採用しています。

一方、他の主要ブランドはどうでしょうか?

その他主要ブランドの意向を鑑みるために、コインジークのチームが、ある実験に着手しました。彼らの目的は、トップに君臨するオンライン小売企業20社に、仮想通貨による決済手段の導入を説得することでした。彼らはそのために、QRコードを使って各企業の財務監督に100ドル相当のビットコインを送りました。

彼らが選んだ企業には、アリババ、アマゾン、テスコ、ステープルズ、ウーバー、マクドナルド、ネットフリックス、エアビーエヌビー、アメリカン航空、LVMH、AT&T、CVSヘルス、テスラ、アップル、フェデックス、ジョン・ルイスPLC、スポティファイ、BMW、レッドブルなどがあります。

その当時、無料のビットコインを受け取ったのは、エアビーエヌビーのローレンス・トシだけでした。しかし彼は今AT&Tのジョン・J・スティーブンとアメリカン航空のデレク・カー同様に、バウチャーを償還しています。

こうした動きが、企業による仮想通貨を使った決済方法の導入に繋がるかどうかはまだ分かりません。しかし新チャレンジに対する彼らの関心は引けたのではないのでしょうか。

オーバーストックが40以上のアルトコインを受諾

仮想通貨の導入を促進した企業の1つとして、オーバーストックは2014年以降ビットコインによる決済を採用しています。

一方、オンライン小売企業は、シェイプシフトAPIを支払いシステムに統合し顧客がイーサ、ライトコイン、ダッシュ、ネム、そしてその他の40以上のアルトコインを使用して購入できるようにしました。 

原典:「AT&T and American Airlines Accept Bitcoin Voucher

ここまでの内容とまとめと考察

ビットコインの勢いが止まらない。
大手企業によるビットコインへの参入は増えており、今年に入りますます急増していくことが予想される。

Googleはもとより、上記のニュースで紹介されている海外大手のエクスぺディア、マイクロソフト、IBM、デルなどはすでにビットコインを決済手段として導入済み。国内でも楽天、NTT、リクルートなど大手企業が軒並み参入している。

さらに身近なところで言うと、今月5日、新宿マルイのアネックスがビットコインによる決済を試験的に導入することを発表した。ビックカメラでの前例で垣間見られるように、試験的とは言え、経過が好調であれば他の店舗にも裾野が広がっていく可能性が非常に高い。

現在ビットコインを代表とする仮想通貨はもはや一部の投資家の関心事ではなく、広く私たちの一般生活に普及しはじめていると言える。

ビットコインの価格は、それを取り巻く社会状況や需要よって、一時的に価格が大幅に上下することがあっても総じてますます高騰していくことが予想される。