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中国の「Alibaba(アリババ)」の子会社が物流にブロックチェーン導入!
- 2018/3/6
- 仮想通貨の最新ニュース
中国最大級のeコマースAlibaba (アリババ)の子会社Lynx International (リンクス・インターナショナル)がブロックチェーン技術をクロスボーダーロジスティクスビジネスに統合したことを発表した。
同社の開発リーダーであるTang Ren(タン・レン)氏は、
「ブロックチェーンというコンセプトは最近生まれたばかりだか、非常に幅広く応用できる。私たちは、これがインターネット基盤の技術であり、通貨を推測するためのツールではないと確信している。」
物流業界においてのブロックチェーン技術導入への期待を述べた。
ブロックチェーンを使ったこのシステムでは、データが一度記録されると、それを検索や精査することはできるが、変更・改ざんされることはない。このようなブロックチェーンの不変性は、ブロックチェーンが仮想通貨で使用される主な理由の1つ。
Alibaba創業者のJack Ma(ジャック・マー)は昨年12月、仮想通貨という新しいの資産クラスに対して個人的またはビジネス上の関心はないと述べたが、企業としてのブロックチェーン技術への進展について語っている。
また、今回のLynx Internationの発表からも、Alibabaの意欲的なブロックチェーン業界進出が伺われる。
Alibabaは2つのオンラインショッピングサイト、Taobao(タオバオ)とAliExpress(アリエクスプレス)を所有していることもあり、ブロックチェーン技術を利用してロジスティクスプロセスを合理化させるという意図があると考えられる。
また、Alibabaは輸入ビジネスと同時に、健康管理および食品品質管理業界向けのブロックチェーン基盤のプログラムも開始している。
一部のメディアの報道によると、Taobaoのモバイルアプリは、「製品ロジスティクスのトレーサビリティ情報を見る」というリンクが追加されている。
これをクリックすると、製品情報が表示され、製品が正当な製造元からユーザーの手に渡ったことが確認できる。
Ren氏は、製品が国内に届く前に、トレーサビリティのプロセスが始まるとのこと。
「海外からの製品が中国の港へ出荷されると、物流データは既にブロックチェーンに記録される」
現在、中国にある五つの港からに輸入される30,000を超える製品の詳細がブロックチェーン基盤のシステムに記録される。
原典:Alibaba Subsidiary Reports Successful Use of Blockchain Technology for Logistics Data
ここまでの内容と考察
物流業界でのブロックチェーン技術の活用は以前からも期待されており、そんな中、Alibabaの子会社もそれを導入し始めました。
ブランド品や食品の偽装が多い中国では、特に活躍すると考えられます。
仮想通貨でもVeChain(ヴィーチェーン)やWabi (ワビ)などのプロジェクトがこの問題を解決しようとしています。
これからもブロックチェーン技術の普及に注目が集まりますね。
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